美容看護師はやりがいある？【感じたやりがい5つ】嬉しいことから大変なことまで解説

美容クリニックで働く看護師は、「きれいになりたい」という患者様に施術を提供したり、商品を販売する仕事です。

スタッフなら社割で最先端の美容治療を受けられるので、自分磨きも同時にできます。

では美容看護師がやりがいを感じるのは、どんな瞬間でしょう。

美容看護師に興味がある人は、記事を読んで参考にしてください。

＼まず読んで！／

美容看護師のやりがいを感じる瞬間とは？5つ紹介

美容看護師のやりがいを感じる瞬間を紹介します。

施術の成果が現れた時や、患者様に喜んでもらえると達成感を感じます。

患者様がキレイになる経過が嬉しい時

患者様がキレイになると、美容看護師も嬉しい気持ちになります。

例えば初めて来られた患者様が、カウンセリングで「ニキビ肌に悩んでいる…」と相談した後。

看護師は一生懸命施術に励んだり内服薬を紹介し、患者様も通院して治療を続けます。

その後「ニキビが減ってきた！」と患者様が喜ぶ顔は、看護師にとって何よりのご褒美です。

キレイになるために患者様も看護師も頑張っているので、成果が出ると喜びを分かち合えます。

提案した施術やコスメを選んでもらえた時

提案した施術やコスメを選んでもらえた時は、やりがいを感じます。

取り扱う美容器械の施術は15～20種類、内服薬は10種類、スキンケア用品は10～40種類もあると言われている美容クリニック。

看護師はこれほど多くの施術や知識を勉強して、「ニキビに効果的な内服薬はこれです！」「乾燥肌にはこのクリームがおすすめです！」と適切なメニューを組み合わせて提案します。

新しく勉強した施術を実践したり、スキンケア用品や内服薬をおすすめして選んでもらえたら、努力が実った証です。

患者様から指名を受けた時

患者様から指名を受けたらやりがいを感じます。

前回担当した患者様が来院されたら、「自分を覚えてくれているかな」「失礼はなかったかな」と看護師も緊張しますよね。

指名を受けると「前回の施術を気に入ってくれた」「信頼されている」と自信にもつながります。

自分のスキルアップを実感し、患者様をもっときれいにしたい！とモチベーションも高まるでしょう。

新しい美容治療を学んだ時

美容クリニックは新しい美容治療を学べる場所なので、やりがいを感じる看護師も多いです。

最近では、ヒアルロン酸注射よりアレルギー症状が出現しにくい VFDや、皮膚に細い針で穴を開けて薬液を注入するポテンツァなど、新しい治療も増えています。

最新の美容医療を知って「自分も試してみたい！」と好奇心が湧きますし、効能を実感すれば嬉しい気持ちになります。

美容を直に学べる場所でもあるので、美容好きな人は楽しく働ける職場です。

クリニックの収益に貢献できた時

美容クリニックの収益に貢献できた時は、やりがいを感じる瞬間です。

「このメニューの組み合わせがおすすめです！」「スキンケア用品はこちらが適しています」とプレゼンし、患者様が契約すれば達成感を味わえます。

周りからの評価も高まり、収益アップに伴いインセンティブ報酬をもらえることも。

収益アップはクリニックにとっても、報酬をもらえる看護師にとっても喜びなので一石二鳥です。

美容看護師はやりがいがある？たくさん感じた嬉しいこと7つ！

美容看護師のやりがいだけでなく嬉しく感じる瞬間7つを紹介します。

プライベートを充実させて、穏やかに働ける環境が魅力です。

日勤だけで高収入を得られる

美容看護師は、日勤だけで高収入を得られる仕事です。

美容医療にゴールはないので、患者様が満足するまで施術を提供したり販売が可能です。

患者様が多いほど収益アップするので、売り上げに応じて高収入を得られます。

病棟では夜勤があると「夜勤明けなのに明日日勤でしんどい…」「夜勤明けの夕方に院内研修がある！」など、不規則な生活が負担になりがちです。

日勤だけで高給与をもらえる美容看護師は、それだけで十分恵まれた環境と言えます。

社割価格で美容医療を受けられる

美容看護師は、社割価格でクリニックの美容医療を受けられます。

脱毛やレーザー照射など、料金の50～80％オフで施術できるクリニックもあります。

30万円かかる全身脱毛レーザーも、「6～15万円で脱毛できるー！」とかなりお得です。

練習をかねて看護師同士で施術したり、医師と看護師が空き時間にレーザー照射したり。

慣れている院内で同僚が相手なので、リラックスした環境で施術を受けられるのも嬉しい瞬間です。

朝にゆっくりと支度ができる

美容看護師は、朝にゆっくりと支度できます。

仕事は10時開始が多く、完全予約制なので残業も少ない職場です。

満足できる睡眠時間を取れて朝に余裕があると、たくさんできることが増えます。

病院勤務では、飲み会があっても「明日日勤だから～」と一次会で退散し、次の日6時に起床…というお決まりのパターンです。

一方、美容看護師なら前日に遅くまで遊んでも「朝ギリギリまで眠れる！」とゆっくり休めます。

朝に活動できる人は、仕事前に趣味を楽しんだり丁寧に家事や支度ができますよ。

仕事とプライベートを両立できる

美容看護師は、仕事とプライベートを両立しやすい仕事です。

美容クリニックは完全予約制のため、飛び込みの仕事もほとんどなく定時で帰宅しやすい職場です。

希望休や長期休暇も取りやすいので「次の休みは遠出しよう！」「羽を伸ばして海外に行こう！」と旅行に行ったり家族のイベントに参加できますよ。

しっかり睡眠を取れて朝はゆっくり支度できるので、メリハリのある生活が送れます。

毎日おしゃれをして働ける

美容クリニックでは毎日おしゃれして働けます。

特に20～30代の女性は「いつもキレイに見られたい！」と意識する年代です。

美容看護師になれば、おしゃれして働けるだけでなく身なりを整えている姿を評価してもらえます。

美容好きなスタッフ同士で「今日のリップは新作？」「この色のチーク似合うね！」と会話が盛り上がるので、楽しく働けます！

美容看護師は収入も安定しているので、おしゃれアイテムも我慢せず購入できるのも特権です。

美容に特化したスキルが身につく

美容クリニックで働くと、美容に特化したスキルが身につきます。

美容看護師は、正確な位置に美容器械を当てる、ムラがないようにピーリングするなど丁寧なスキルが必要です。

しかし、ゆっくり施術すると「使おうと思ってた器械がまだ空いていない！」と周りに迷惑をかけてしまう事態に。

さらに患者様を予約時間通りに対応するため、次々と捌くスピードも求められます。

経験を積み上げれば、美容に特化したスキルが身につき自信につながるでしょう。

急患や急変がなく落ち着いて働ける

美容看護師は、急患や急変がないため落ち着いて働ける仕事です。

病院では急患・急変で救命処置になると、検査出しや人工呼吸器の設定、点滴や中心静脈注射の医療処置…と仕事が一気に山積みに。

その結果、残業になったりインシデントが起きやすくなるなど不安要素が高まります。

一方、美容クリニックは完全予約制で健常者が対象なので、「本日は予定通りダーマペンをしましょう」と落ち着いて仕事できます。

院内は癒しの空間をコンセプトにしているクリニックが多く、患者様も静かに過ごしていますよ。

美容看護師はやりがいがあるけど疲れる…？大変なこと5つ

美容看護師はやりがいのある仕事ですが、もちろんデメリットも発生します。

看護師の経歴に反映されない、病棟時代の経験を忘れてしまうことが挙げられます。

手術をするクリニックは覚えるのが大変

手術をするクリニックは、手術介助を覚えるのが大変です。

美容整形外科では脂肪吸引や二重整形など、施術ごとに使用する器具の名称や手順を覚えなければいけません。

手術器具は似たような形状や名称が多いので覚えるのに時間がかかる上、ドクターごとに使う器具が違うので、慣れるまでは大変です。

手術室勤務の経験がある人や「どんどん外科スキルを磨きたい！」と前向きな人は、美容整形外科でも馴染めるでしょう。

一から美容クリニックに勤める人は、美容皮膚科や脱毛クリニック、痩身クリニックなど治療が限定されている仕事がおすすめです。

病棟時代の治療や病態・手技を忘れてしまう

美容クリニックに勤めると、病棟時代の治療や病態、手技を忘れてしまいます。

病院から数年離れていると、テレビドラマの医療シーンを見て「これ何の治療するんだっけ？」「この器具の名前忘れた…」というパターンが多いです。

しかし美容クリニックに関わらず、新しい職場では次々と仕事を覚えていくため、大半の人は前の仕事は忘れます。

「いずれ病棟に戻りたい気持ちもあるから、忘れてしまわないか不安」という人も、2～3年以内に戻ればすぐにスキルや知識を思い出せますよ。

一方、「ずっと美容の仕事に関わっていたい」と考えている人は、心配せずに美容治療をどんどん極めていきましょう。

予約や器械の重複があると工夫が必要

美容クリニックでは、まれに予約や器械の重複が発生する場合があります。

そうなると「器械が来るまでに会話で患者様をつなごう」「A様にはこちらの新メニューを紹介しつつ、B様にはこの施術をしよう」など機転が必要です。

患者様は予約で来院するので、待ち時間が発生したり施術のタイムラグは避けたいところ。

最初はパニックになるかもしれませんが、先輩看護師に頼りながら自分も経験値を積んでいきましょう。

人間関係が面倒な場合がある

美容クリニックでは、人間関係が面倒な場合があります。

例えば、院内目標に対して「売り上げ目標まであと少し頑張ろう！」と熱意のある人もいれば「もう十分頑張ったし、いつものペースで」とマイペースな人もいます。

仕事への意欲に温度差があると、「私は営業頑張っているのに！」とモヤモヤする人も出てくるでしょう。

また、苦手な施術を別の人に割り振ったり、洗濯や物品管理の雑務をしたがらない看護師もいます。

そもそも相性が合わない人もいますし、威圧的な看護師が仕切っていていたら職場の空気は悪くなりがち。

仕事中は「こういう人だと受け入れよう」「自ら進んで雑務すれば、周りの人にも認めてもらえる」とポジティブに考えられるといいですね。

看護師の経歴にカウントされない

美容クリニックで働くと、看護師の経歴にカウントされない傾向にあります。

例えば「美容クリニックで10年働きました！」と病棟勤務の面接で伝えても、「病院勤務にはブランクがある人」と判断されるでしょう。

美容クリニックと病院では、それだけ治療や看護ケアに大きな差があります。

将来病院に戻りたい人は、経歴に関係なく研修や教育を徹底している大きな総合病院がおすすめです。

美容看護師はやりがいがあって魅力的！どんな働き方がある？

美容看護師の働き方を紹介します。

自分のライフワークバランスに合わせて働けます。

正社員採用が多い

美容クリニックでは、正社員を採用している職場が圧倒的に多いです。

正社員がこなす仕事量は多く「準備から片付けまでとにかく大変！」とキャパオーバーしそうになるので、抱え込まないことが大切です。

その分、正社員はボーナスや休暇、福利厚生が充実しているのがメリット。

任される仕事に見合った対価をもらえるので、やりがいにつながると言えます。

時短勤務やパート勤務もある

美容看護師には、時短勤務やパート勤務で働いている人もいます。

「子育て中だけど美容クリニックで働きたい！」という看護師なら、家庭と両立しやすい働き方です。

ただし、時短勤務やパート勤務を求人で募集しているクリニックは少なめ。

求人が出たらいち早くチェックする、気になるクリニックに問い合わせてみるなど、対策したほうがいいでしょう。

美容看護師がやりがいを感じるため！今すぐできること3選

美容看護師がやりがいを高めるためにできることを紹介します。

苦手なことに向き合い、自分の武器にしていきましょう！

苦手な施術を練習して克服する

やりがいを高めるために、苦手な施術を練習して克服するのがおすすめです。

例えば「脱毛照射に時間がかかる…」とコンプレックスを持っていたら、あえて目を背けず向き合いましょう。

ジェルの塗り方やレーザーの当て方など、試行錯誤して経験を積むと「1時間が50分に短縮できた！」と達成感を得られます。

苦手分野があっても「その施術、私がします！」と経験を積んで克服すれば、仕事がより楽しくなりますよ。

自分の得意分野を作る

自分の得意分野を作ることはとても大切です。

全ての施術をスムーズに提供できる人は素晴らしいですが、さらに「私といえばこのメニュー！」と特化した分野があれば最強です。

例えば、にきび治療について「イオン導入はこのような作用で効果的があります」「ビタミンB2・B6の内服薬はこんな効果があります！」とすらすら説明できる人は信頼できますよね。

患者様も疑問点を次々と解決できるので「じゃあこれを試してみたい」と購買意欲につながります。

疑問点はすぐに解決させて知識を深める

疑問点があればすぐに解決して、知識を深めていきましょう。

例えば「ダーマペン以外に毛穴治療は何がおすすめ？」「施術によってレーザーの打ち方や温度設定はなぜ違うの？」と疑問に思ったら、調べるクセを身に付けましょう。

疑問→解決を繰り返せば、関係ないと思っていたメニューのつながりが見えてきたり、「これも毛穴の改善を導いてくれますよー！」と新しい情報を取り入れて紹介できます。

やりがいのある美容看護師になるなら、転職サイトを活用しよう

美容看護師になってやりがいを感じたい！と熱意のある人は、転職サイトを使ってクリニックを探しましょう。

転職エージェントなら、クリニック選びで失敗しないように徹底してリサーチしてくれます。

「人間関係の悪いクリニックは避けたい」「実はブラックなクリニックだったらどうしよう」と心配事があっても大丈夫。

エージェントが事前に職場調査を行って、クリニックの実情を教えてくれるので安心です。

一人よりプロの力を借りて、最適な職場探しを始めましょう。

レバウェル看護

ナースではたらこ

マイナビ看護師

【まとめ】美容看護師のやりがいは治療の成果や患者様が喜ぶこと！

今回は、美容看護師のやりがいについてお話ししました。

仕事でやりがいを見つけたら、楽しく働けてクリニックの収益にもつながります。

美容が好きな人は、美容クリニックで取り扱っているたくさんのメニューに心ときめくでしょう。

「患者様をきれいにしつつ、自分も磨きたい！」と向上心のある人は、ぜひ美容クリニックで自分らしく働きましょう！