今の病院でもう働きたくない…
次の職場は絶対ホワイトな職場がいい!
現場で働くと、理想と現実のギャップに驚くことがあります。
上司や先輩看護師に逆らえない、人手が足りなくてサービス残業が当たり前…そんな職場はブラックな病院の可能性が高いです。
筆者も高圧的な上司がいる職場で働いた経験があります。
仕事中は業務をこなすことに精一杯で、ブラックなのか考える余裕はありませんでした。
例え退職したとしても、次の転職先で失敗は避けたいものです。
今の職場は辞めたほうがいい病院なのか悩んだり、転職探しに不安を抱いている方へ。
記事を読んで辞めるポイントや病院選びの参考にしてください。
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少しでも今の働き方に不満があるなら、絶対転職サイトに登録しておいた方が良いです。
辞める時は誰しも「もう働ける病院がないのかも…」と暗い考えになってしまいます。
辛い心理状態でも、先に登録してあればスマホ1つで病院を探せます。
想像以上に働ける病院はたくさんありますよ!自信を持ってください!
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辞めたほうがいい病院の特徴6つを紹介
辞めたほうがいい病院の特徴を紹介します。
順番に解説します
看護師の人手が足りない
看護師の人手が足りないせいで毎日忙しい…そんな職場は多く見られます。
厚生労働省による令和元年の看護師の有効求人倍率は2.46倍。
職種全体の1.42倍と比べて高い状態であり、厳しい人手不足が続いています。
- 【シフト】不規則で過酷
- 【福利厚生】不十分・満足度が低い
- 【業務】負担が大きい
- 【人間関係】上司や先輩と関係が悪い
- 【離職率】看護師は高め
- 【高齢化社会】看護師の需要が拡大
- 【ライフイベント】結婚・出産・育児
看護師の仕事は不規則なシフト生活に慌ただしい業務で負担の大きい仕事です。
結婚や出産を機に、一度辞めてゆっくりしたいと考える人も多く見られます。
ただし人間関係が嫌で離職しても、看護師は需要が増えているので就職先には困りません。
だからこそ自分に不都合な職場だったり不満があったりすると、すぐに辞める看護師が多いのです。
また、人手に余裕がないとインシデントやヒヤリハットのリスクが高まり、自分も巻き込まれてしまいます。
適正な人数を配置し、余裕をもって仕事できる職場で働けるといいですね。
いじめやパワハラがある
いじめやパワハラがある職場は要注意です。
上司や同僚から無視されたり、理不尽な扱いを受けることがあります。
特に入職したての新人看護師は、仕事に慣れていないので当たりが強くなる人もいます。
強い看護師がいると仕事が億劫になり、モチベーションも下がりがちです。
その人が辞めない限り状況は変わらないので、異動希望を出したり退職したりして環境を変えると良いですよ。
【パワハラで退職しました】
以前勤めていた職場では、高圧的な態度で攻撃してくる看護師長がいました。
結婚が決まったとき「なんで〇〇さんと同じ時期に結婚するの?上に報告するの大変じゃない!」と言われたり。
妊娠でつわりがひどかった時に「△△さんは妊娠中もテキパキ働いていたよね?休憩すれば働けるでしょ?」と休ませてもらえなかったり。
「この上司の下で子育てしながら働くのは無理だろう」と判断し、退職しました。
今でも退職したことに後悔はなく、のびのび子育てできています。
残業が当たり前
残業が当たり前の職場は、辞めたほうがいい病院です。
日本医労連の調査では、看護師の残業時間の実態が発表されています。
【看護師の残業時間】
時間外労働(月) | 割合(%) |
5時間以上 | 64.1% |
20時間以上 | 19.4% |
30時間以上 | 9.0% |
50時間以上 | 1.5% |
60時間以上 | 0.7% |
月に20時間以上の残業、大まかにいえば1日あたり1時間程度の残業が20%近くです。
30時間以上になると9.0%程度と少ない数字にはなりますが、10人に1人の割合で1~2時間毎日残業していることになります。
同じ調査によると、約7割の看護師が賃金不払い労働(サービス残業)をしている結果が出ています。
多少の残業はやむを得ない状況もありますが、改善しようとせず当然のようにサービス残業しているなら要注意です。
支払われるはずのお給料をもらえない、身体に無理が生じるような仕事量の職場なら辞めたほうがいいでしょう。
離職率が高い
離職率が高い職場には注意が必要です。
日本看護協会の「2021年病院看護実態調査」によると、正規雇用看護職員の離職率は11.6%でした。
これより数字の高い職場は、何らかの原因が潜んでいる可能性があります。
【離職率が高い理由】
- 【人間関係】関係性が悪い
- 【給料】お給料・ボーナスが低い
- 【福利厚生】不十分・手当が少ない
- 【シフト】勤務が過酷
- 【業務】仕事量が多
人間関係がうまくいかないとギスギスした現場になり、辞めてしまう人が多いです。
手当や基本給が少ないと「もっと高いお給料がもらえる職場があるはず」と考えるようになります。
以前勤めていた職場ではお局的な看護師がいて、毎月のように職員が辞めていました。
早くて3日で退職した人もいたので、今思えば面接時に離職率を確認すればよかったと後悔しています。
離職率が高いにも関わらず改善しようとしない上層部がいる限り、その職場で働いても報われません。
職場に原因があることが多いので、早めに職場を変えると良いでしょう。
スタッフの表情が暗い
働くスタッフの表情が暗い病院は、原因が潜んでいる可能性があります。
現場が明るい雰囲気なら、仕事も楽しく人間関係も良好であることがうかがえます。
- 人間関係が悪い
- 仕事が過酷
- シフトが辛い
- やりがいがない
- 余裕がない
モチベーションが下がる要因があると、スタッフの表情も暗くなりがちです。
ゆっくり休めないシフトを組まされたり、仕事量が多いと笑顔も減ってしまいます。
挨拶が無表情で高圧的な雰囲気のスタッフがいると、周りの雰囲気も悪くなりがち。
スタッフが生き生きと仕事している職場で働きたいものです。
中堅看護師・ママ看護師がいない
中堅看護師やママ看護師がいない職場は、働きにくいケースが多いです。
- 新人がすぐ辞めてしまう
- お局看護師ばかりで新しい人が入れない
- 育児しながら働ける環境が整っていない
新人がどんどん辞めていく職場なら、中堅看護師は育ちません。
新人が次々辞める場合、教育体制や職場の人間に問題がある可能性が考えられます。
また、有給休暇が取りにくかったりシフト変更がしにくい職場は、育児する人には働きにくい職場です。
仕事と子育ての両立に協力的でないなら、思いやりがある職場とはいえません。
誰かがプライベートで不都合が起きたとしても、スタッフみんなでフォローし合える職場が理想ですね。
辞めたほうがいい病院を見抜くポイント5選【求人編】
辞めたほうがいい病院の求人を見抜くポイントを紹介します。
順番に説明します。
いつも求人を募集している
いつも求人を募集している職場は注意しましょう。
今の職場に不満があるとき、看護師の求人を見る習慣を身に着けると役に立ちます。
2週間に1回程度見ていると「この職場まだ求人募集しているな」「この前は消えていたのに、また募集している」というパターンがあります。
労働環境が悪くてすぐに辞める看護師が多いため、常に募集している可能性があります。
時々求人を見る習慣があれば、よく求人を出している職場を覚えられるのでおすすめです。
給与設定が異常に高い
給与設定が異常に高い求人は要注意です。
高額なお給料で引き付けないと、人手が集まらない労働環境の可能性があります。
採用された後に、給与設定が条件付きと言われることもあるので確認しておきましょう。
高い給与設定には理由があるはずなので、少し疑った方が賢明です。
正社員以外の看護師ばかり募集する
正社員以外の看護師ばかり募集している職場には慎重になりましょう。
パート看護師や派遣看護師を大量に募集している場合、スタッフに多くの給与を払いたくない職場の可能性があります。
パートは社会保険の加入がなく、扶養内の範囲で働く人がいるため給料は時給分のみです。
派遣看護師のボーナスは少額、またはナシのことが多いため正社員より少なく済みます。
利益ばかり考えてスタッフへ還元しない職場は、働いても報われないため辞めておきましょう。
ホームページの内容が不十分
気になる職場のホームページは充実しているかチェックしましょう。
職場の雰囲気を伝えたり、詳しい診療を知るためにホームページは必要です。
しかしホームページの更新がされていない、または古い病院でホームページがない時は注意が必要です。
【ホームページが不十分な理由】
- 忙しくて更新する暇がない
- 患者が検索することを院長が考えていない
- 古い職場でインターネットに疎い
- 職場のアピールや利益を考えていない
- ネット上で叩かれるのが怖い
今時はホームページを見てから病院や施設選びをするのが一般的です。
しかし古い病院はネット社会に疎かったり、「このままでいい」と怠惰な考えでいるケースがあります。
ホームページに無頓着な職場は、時代に取り残されているぶん将来性も見込めません。
仕事に自信のある職場なら、ホームページでどんどん良さをアピールします。
求人探しをする時は、ホームページも必ずチェックしましょう。
研修・教育の記載が曖昧
研修や教育の記載が曖昧な職場は気を付けましょう。
求人の条件に「臨床経験〇年以上」など、新人看護師は対象外としている求人も多いです。
しかし職場によっては新人教育に費やすお金や時間がないため、そう記載せざるを得ない状況も考えられます。
教育に力を入れていない職場は、入職して苦労するので注意が必要です。
辞めたほうがいい病院を見抜くポイント3選【転職サイト編】
転職サイトを利用した時に、辞めたほうがいい病院を見抜くポイントを紹介します。
一つずつ説明します。
「人によって合う合わないがある」と紹介する
エージェントが「人によって合う合わないがある」と紹介する求人は気を付けましょう。
何かしら問題がある職場なので、次々辞職する人が多い職場との見方もできます。
本当におすすめの職場なら、胸を張って笑顔で紹介できます。
気になる求人があれば、エージェントに聞いて反応を見てみましょう。
エージェントがゴリ押ししてくる
エージェントがゴリ押ししてくる求人は、様子を見るのがおすすめです。
- 人手不足が深刻な職場
- 病院が高い収益で圧力をかけている
- ノルマを達成させるため
人手不足が深刻な職場は、就職しても看護師が定着しない環境の可能性があります。
また採用側が、高い収益をエージェントに提案して人を集めようとしているかもしれません。
なぜそんなにもゴリ押しをしてくるのか考え、ブラックな病院でないか考えてみましょう。
早く転職させようとしてくる
早く転職させようとしてくるエージェントには問題があります。
【転職を急かす理由】
- 自分のノルマを達成したい
- 報酬を得たい
- 人手不足が深刻な職場から圧力がある
転職を急かすエージェントは「この病院に興味ありませんか?」「ここならすぐに働けるのですがいかがですか?」と、希望条件とはかけ離れた職場を案内することがあります。
利用者に寄り添っていない支援のため、急かしてくるエージェントとは信頼関係は築けません。
看護師の意思を尊重した信用できるエージェントと転職活動を進めましょう。
辞めたほうがいい病院を見抜くポイント8選【見学・面接編】
病院見学や面接のときに、辞めたほうがいい病院を見抜くポイントを紹介します。
順番に詳しく解説します。
スタッフの雰囲気が暗い
スタッフの雰囲気が明るいか暗いかをよく見ておきましょう。
病院の見学や面接に行くと、働いている職員に遭遇します。
忙しい時でも笑顔で「こんにちは!」と挨拶してくれる職場は魅力的です。
逆にスタッフの雰囲気が暗い職場は、様々な要因が隠れています。
- 【疲労】仕事が激務
- 【人間関係】悪くてギスギスした雰囲気
- 【仕事】満足度の低い業務が多い
- 【評価】頑張りが過小評価される
- 【給料】基本給や手当・賞与が少ない
忙しくても人間関係が良ければ「あと少しで帰れるねー!」「今日は同じチームだね!」など和気あいあいと楽しく働けます。
お給料も仕事も満足度が高ければ、忙しくてもやりがいを感じるものです。
暗い雰囲気の職場なら、自分も同じようなモチベーションで働くリスクがあります。
見学に来た人にも明るく対応してくれるか、よく見ておきましょう。
病院内が散らかっている
病院内が散らかっている場合は注意が必要です。
【散らかっている例】
- 院内履と外履の区別がない
- ペーパータオルが使い捨てではなく共用
- スクラブが古くて糸くずが出ている
- トイレ掃除が行き届いておらず不衛生
- 物品が散らばって置かれている
- ゴミ袋が部屋の端に置かれている
- ところどころにほこりが目立つ
- カルテや資料が整理されていない
十分に片付けられていない病院は、忙しくて整備する時間がない可能性があります。
最近では新しくてきれいな病院も増えているので、清潔を保てない病院は利用者が減るリスクも。
利用者が減ると経営状況が悪化を招き、引いては職員のお給料にも悪影響が出ます。
職場の内観は、院長・上司の性格や清潔感が分かりやすく反映されます。
散らかったまま放置している上司の元で働くのは、やめておきましょう。
若い看護師がいない
若い看護師がいない職場は、慎重に見ていきましょう。
【若い看護師がいない理由】
- 【人間関係】お局的な先輩や上司がいる
- 【教育】新人へのフォローが不十分
- 【給料】基本給や手当が低い
- 【仕事】業務やシフトが激務である
怖いベテラン看護師は、若い看護師にきつく当たったり、仕事を1人でさせるケースがあります。
例えば点滴を見てほしい時に「忙しいから一人でやって」「手順見ればいいでしょ?」とキッパリ突き放されたら、仕事への意欲が低下してしまいます。
お給料が安いと「これだけしかもらえないなら、やってられない!」とすぐに辞める看護師も多いです。
若い看護師がいない職場は、新人看護師への教育やフォローが不十分な可能性があるので気をつけましょう。
現場がバタついている
現場がバタついている職場は、常に忙しい可能性があります。
- 人手が足りない
- 人手に対して業務が多い
- 人間関係が悪く助け合わない
- 現場を仕切れる看護師がいない
救急センターや外科病棟は、患者の入退院が激しく急変や急患も多い診療科。
忙しくてバタつくのも珍しくない光景です。
しかし急変・急患が少ない診療科なのにバタついていると感じたら、理由があるはずです。
他の病院も見学して、見比べると分かりやすいのでおすすめです。
求人票と面接での条件が違う
面接で求人票と違う条件を提示されたら、信用できない職場です。
人手を集めるために、求人票に魅力的な休日数や基本給を掲載して引き付けようとすることがあります。
しかし面接で条件面について確認すると、掲載情報とは異なる休日数や給料を言われるケースも。
筆者も基本給のほかに手術手当、検査手当ありと書かれていたのに、実際働いたら手当0だった経験があります。
採用後に「聞いていた話と違う!」と戸惑わないように、面接でしっかり照らし合わせておきましょう。
給与を話すときに低姿勢
お給料の話をする時に、低姿勢で話すなら昇給は期待できません。
従業員を大事に考える上司なら、満足度の高い給与を掲示してくれます。
逆に「開院したばかりでローンがあるから」「他のスタッフに時給は内緒にしてもらっていいかな?」など後ろめたい姿勢で話してくる場合。
院長や上司がスタッフに還元しようとする気持ちが見えません。
仕事に見合ったお給料をもらえる職場を選びましょう。
面接が短く即採用
面接時間が短くて即採用する職場は、返事を一旦保留にしましょう。
普通はしばらくして内定の連絡がきますので、面接時に即採用は珍しい状況です。
即採用にする理由はとにかく早く人手がほしい、即採用にして他への転職を阻止したいなどの意図が考えられます。
ブラックで離職率が高い職場の可能性もあるので、面接後は落ち着いて考えましょう。
残業・離職率の話を曖昧にする
面接で残業や離職率の話を曖昧にする職場には要注意です。
質問されてはっきりと残業時間や離職率を話せるなら、後ろめたいことがない証拠。
ブラックな病院は正式な数字を言うと怪しまれてしまう可能性を考えて、言葉を濁す可能性があります。
「残業は平均〇時間だけど、時期によって変わる」「春は離職するタイミングの人が多かった」等、言い訳っぽく回答する職場は疑った方がいいでしょう。
辞めたほうがいい病院で働くデメリット5選
辞めたほうがいい病院で働くデメリットを紹介します。
一つずつ紹介します。
体調不良になりやすい
ブラックな病院で働くと、体調不良になる可能性があります。
例えばシフトがきつい、残業が多いなどの理由で睡眠不足になっている場合。
厚生労働省の「睡眠と疲労」の研究結果では、睡眠不足による様々なデメリットが明らかになっています。
またブラックな病院によるストレスが蓄積されると、身体と心に様々な影響を与えます。
睡眠不足の影響 | ストレスによる病気・症状 |
---|---|
心身の機能が低下 目覚めが悪い 作業能力の低下 徹夜は「飲酒」と同レベル 誤りが増える 疲労回復に時間がかかる 身体を壊して早期退職しやすい 医療過誤が発生しやすい | 頭痛や胃痛・腰痛 めまい ぜんそく アトピー性皮膚炎 高血圧 心臓病 下痢・便秘 更年期障害 うつ病 不安障害 |
睡眠不足の影響 | ストレスによる病気・症状 |
---|---|
心身の機能が低下 目覚めが悪い 作業能力の低下 徹夜は「飲酒」と同レベル 誤りが増える 疲労回復に時間がかかる 身体を壊して早期退職しやすい 医療過誤が発生しやすい | 頭痛や胃痛・腰痛 めまい ぜんそく アトピー性皮膚炎 高血圧 心臓病 下痢・便秘 更年期障害 うつ病 不安障害 |
勤務やストレスで睡眠不足を招く病院だと、体調を崩したりインシデントを招く恐れがあります。
心身の体調に影響が出る前に辞めたほうがいいでしょう。
ストレスが溜まる
ブラックな病院で働き続けるとストレスが溜まります。
以前勤めていた職場では、ストレスによりうつ病で休職したり、周りが心配するほど激やせする看護師がいたりしました。
日本看護協会が公表しているメンタルヘルスケアでは、看護師のストレスの原因について詳しく記載されています。
【ストレスの具体的内容】
- 人命を預かる責任・緊張感
- 医師の看護師に対する理解不足
- 時間に追われる仕事量
- 時間外勤務が多い
- 不規則な生活
- 患者・家族・同僚との関係性
ブラック病院は残業が多かったり対人関係に問題があっても、上司は動かず変化しないパターンが多いです。
ストレスが蓄積される前に、自ら行動して環境を変えましょう。
給与がアップしない
お給料が上がらない職場は、将来に期待できないパターンが多いです。
施設形態別の平均年収は以下の通りです。
【施設形態別平均年収】
施設形態 | 年収 |
病院 | 437万円 |
クリニック | 409万円 |
介護関連施設 | 394万円 |
訪問看護 | 423万円 |
企業 | 415万円 |
地域や夜勤の有無で差は生じるので、住んでいる地域の平均年収もチェックすると自分の年収と比較できます。
明らかに平均年収より低い、そして将来の昇給が期待できないなら、お給料はアップしないままになります。
自分の経験値や実績に見合ったお給料を求めるのは、ごく自然な考えです。
お給料が低いまま働くより、給与アップを目指せる転職先を探すのがおすすめですよ。
スキルアップできない
ブラック病院に勤めていると、看護師としてスキルアップできない可能性があります。
【スキルアップできない理由】
- 仕事ばかりに時間を費やす
- 疲れて勉強する気が起きない
- 人間関係が悪くチーム連携できない
- 怖い先輩や上司に質問出来ない
- 現状維持に精一杯
ブラックな病院は人手が少なかったりスタッフ同士の関係が悪かったりして、スキルアップに繋がりにくいです。
目の前の仕事をただこなすだけでは、それ以上の技術は身につきません。
現在の状況に満足できないなら、教育や研修に積極的な転職先を探した方がよいでしょう。
仕事のやりがいを感じない
辞めたほうがいい病院は、仕事のやりがいを感じないことがあります。
- 対人関係に悩んで仕事に没頭できない
- 激務が続くと現状から逃げたくなる
- 嫌な部分ばかり見えて転職を考え始める
- 看護師自体を辞めたくなる
ブラックな病院に勤めていると、仕事のやりがいより逃げる思考にとらわれてしまいます。
そもそも「ここで働きたくない」と思っている職場に、やりがいを求めるのは難しい状況です。
看護師の仕事が好きで続けたいなら、ホワイトな職場を探しましょう。
辞めたほうがいい職場を退職するメリット4選
辞めたほうがいい職場を退職するメリットを紹介します。
順番に紹介します
ストレスフリーになる
嫌だった職場を退職すると、ストレスから解放されます。
辞表を出すと、上司や同僚とは関係が気まずくなることも。
しかし「あと〇日すれば辞められる!」と考えると、ワクワクする気持ちが上回ります。
ストレスから解放されれば、気持ちも楽になり穏やかに過ごせますよ。
体調が良くなる
ブラックな病院を退職すれば体調が良くなります。
ストレスフルな職場で働くと、身体に無理が生じて体調を崩しがちです。
「また急患が来たらドタバタするんだろうな…」「今日はリーダーだから師長と看護師スタッフとの板挟みが大変だな…」など、理由は人それぞれです。
そのせいで表情が暗くなったり、胃痛で苦しんだり心身に悪い影響を与えます。
ストレスの原因である職場を辞めれば、心身共に楽になります。
人間関係の悩みがなくなる
退職すると人間関係の悩みがなくなるので、ハッピーな気分になれます。
職場に苦手な人がいると、毎日仕事が憂鬱です。
「インシデントを怖い先輩や上司に報告しなきゃいけない…」「今日の当直はすごく気分屋な先生、また無視されるかもしれない…」など、毎日苦手な人に振り回されます。
人間関係が良くないせいで業務が滞ってしまったり、患者さんへのケアが遅れてしまったり仕事にも悪影響が出てしまいます。
仕事から解放されると、苦手な人に会わないので気分爽快です。
休みがとりやすくなる
ブラックな職場を辞めると、休みがとりやすくなります。
辞めたほうがいい職場は、激務で人手が足りない、有休休暇を使いづらいなどの理由で休みにくいケースがあります。
- 土日休み
- 夜勤なし、日勤のみ
- 年間休日120日以上
- 夏季休暇あり
- 年末年始休み
- 産休育休の取得率が高い
- スタッフ間の雰囲気が良い
- お互いサポートする意欲がある
休みを取りやすい転職先で働けば、有給休暇や希望休を取りたい日に調整が可能です。
人間関係が良ければ、休みについて話し合いシフトを組みやすくなります。
退職してから転職先で働くまで時間があるなら、平日にしかできない用事を済ませる、遠方に行くなど退職後ならではの過ごし方もおすすめです。
ブラックな病院を辞めたい時の対処法5選
ブラックな病院を辞めたい時の対処法を紹介します。
それぞれ順番に説明します。
上司にはっきり伝える
退職の意思を上司にはっきり伝えましょう。
「仕事を辞めようか悩んでいます」とうやむやな話をすると、上司が退職を止める可能性があります。
なだめられてもう少し続ける結果になったら、また同じ毎日の繰り返しです。
はっきり「退職します」と意思を伝えましょう。
辞めることを決めていると態度に表せば、上司も引き止めにくくなります。
引き止められても無視する
退職を引き止められても、心を鬼にして無視しましょう。
【上司が引き止める理由】
- 人手が足りなくなる
- 新たに人材を育成する必要がある
- 管理能力が疑われる
上司が引き止めるのは、職場の都合を優先しているから。
本当に職員のことを思ってくれる上司なら、あなたの選んだ道を受け入れてくれるはずです。
「賃金を上げる」「あなたがいないと困るから辞めないでほしい」など理由をつけて退職を阻止しようとしても、固い意思を持って拒否しましょう。
引継ぎを抜け目なく行う
退職する前に、引継ぎを抜け目なく行いましょう。
退職した後から確認の連絡が入るのはとても憂鬱です。
抜け目なく引継ぐために項目リストを作っておく、引き継ぐ人にあらかじめ伝えて準備してもらうなど対策しておきましょう。
辞める時期から逆算して計画的に引継ぎしておくと、慌てることなく安心です。
転職先の情報収集をする
辞める時には転職先の情報収集をするのがおすすめです。
転職先の候補を知ると、退職した後の不安も減り前向きなモチベーションを持てます。
【情報収集する方法】
- インターネットで調べる
- ハローワークへ行く
- 気になる職場の口コミを見る
- 転職サイトに登録
- 転職サイトの非公開求人を知る
- 他の職場で働く看護師に話を聞く
- 転職先の条件や希望を考える
看護師が働く場所は多様なため、ある程度希望条件を絞って探すのが得策です。
気になる診療科や夜勤の有無など、ストレスになる項目は除外して探すと良いでしょう。
転職サイトに登録すると非公開求人を教えてもらえるメリットがあります。
エージェントに相談する
辞めたいときは転職エージェントに相談するのもおすすめです。
エージェントは求人を探すだけでなく、円満な退社方法の相談にも乗ってくれます。
辞める前から道筋を教えてくれる転職支援のプロです。
辞めたい理由を伝えれば、転職先では同じ悩みを抱えないようホワイトな求人を紹介してくれます。
いい職場を選ぶときのポイント6選
いい職場を選ぶときのポイントを紹介します。
順番に解説します。
離職率が低い職場
離職率が低い職場かどうかチェックしましょう。
働きたい職場の離職率は本当に大切です。
日本看護協会の「2021年病院看護実態調査」によると、正規雇用看護職員の離職率は11.6%でした。
平均より低い離職率の職場かどうか、あらかじめ確認しましょう。
人間関係が穏やか・労働環境が良いなど働きやすい職場なら、離職率は低くなります。
面接時や転職エージェントに、離職率を質問して把握しましょう。
研修・教育体制が充実
研修や教育体制の充実度を調べておきましょう。
【研修・教育体制の例】
- プリセプター制度の導入
- 新人看護師研修
- 院外研修への支援
- 中途採用者のフォローアップ研修
- 教育担当看護師の有無
長い期間勤めてほしい気持ちがあれば、研修や教育には力を入れます。
求人情報の教育に関する詳細を、詳しく理解しておきましょう。
面接で尋ねたり、転職エージェントから聞いておくのもいいですね。
笑顔で働いている
職員が笑顔で働いている職場はおすすめです。
- スタッフ間の仲が良い
- 上司が友好的
- 院内の雰囲気が明るい
- 働くのが楽しい
- 労働環境が良い
面接や見学の際に、あいさつをして笑顔で明るく返してくれる職場は魅力的です。
仲の良い職場なら和気あいあいと働けますよ。
筆者も院長や上司含めて仲の良い職場で働き、盛り上がりすぎて「患者さんに聞こえるから!」と注意されたことも。
シフトや業務内容も無理のない職場なら、休みも取りやすくプライベートとの両立も図れます。
上司が友好的
上司が友好的な人柄かどうか、働くうえで重要です。
威圧的な上司だと、反論できなかったり自分の希望を言えなかったりして我慢してしまいます。
友好的な上司なら、お互いの意見を尊重しながら良好な関係性が築けます。
【上司が友好的なメリット】
- 休みについて素直に話せる
- 仕事の悩みを打ち明けやすい
- 仕事の問題点・改善点を話し合える
- のびのびと働ける
- 職場の雰囲気が穏やか
上司と仲良くなると、プライベートな家族や趣味の話まで楽しく会話できます。
上司によって職場の雰囲気が変わると言っても過言ではありません。
面接や見学で関わる機会があればよく観察し、エージェントに内部情報を聞いておくのも一つの方法です。
幅広い年代の看護師が働いている
幅広い年代の看護師が働いていれば、ホワイトな職場である可能性が高いです。
しっかり教育を受けて一通りの業務ができるまで、3年以上かかるのが一般的です。
そしてプリセプターの教育担当は、3~5年目の看護師が任命されるといわれてます。
新人から中堅、ベテランナースまで幅広い年代の看護師がいれば、年月が経っても働きやすい職場と判断できます。
手当、昇給を明確にしている
手当や昇給を明確にしている職場は信用できます。
求人票に書いている内容をチェックしましょう。
【手当や昇給の例】
手当 | 夜勤手当 家族手当 住宅手当 通勤手当 役職手当 危険手当 |
休暇 | 有給休暇数 翌年に繰り越される有給休暇数 夏季休暇 結婚休暇 産前産後休暇・育休休暇 |
求人票に記載されている手当・休暇の詳細が本当に適応されるのか、確認する必要があります。
面接で尋ねたり、転職エージェントに確認を依頼して把握しましょう。
ブラック病院を避けるために転職サイトで比較がおすすめ!
ブラックな病院を避けるために、転職サイトで比較検討しましょう。
転職サイトごとに掲載されている病院が違うので、一サイトだけでなく複数サイト見るのがおすすめです。
転職をゴリ押しされないサイトを紹介します。
レバウェル看護
総合評価 5.0
- 公開求人約80,000件でいろんな職場が探せる
- 年間4,000回以上のヒアリング!内部事情に強い
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ナースではたらこ
総合評価 4.8
- アドバイザーの質が高い
- 職場の雰囲気を細かく教えてもらえる
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マイナビ看護師
総合評価 4.5
- 満足度96%!利用者からの評価が高い!
- 職場の定着率にこだわるから失敗しにくい
- 大手だからこそ小さいクリニックや病院もOK!
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【まとめ】辞めたほうがいい職場は退職してホワイトな職場で働こう!
今回は辞めたほうがいい病院についてお話ししました。
- 人手不足や表情が暗い職場は要検討
- 笑顔で幅広い年代の職員がいるとよい
- 面接時は離職率や残業時間を確認しよう
- ホワイトな職場もたくさんある
ブラックな病院だと気づいたら、早めに行動して状況を自ら変えましょう。
自分に向いているホワイトな職場を探すために、転職のプロであるエージェントの力を借りるのもおすすめです。
悩んでいる方が第一歩を踏み出せるように応援しています。