介護施設の看護師を辞めたい!よくある退職理由5つと辞める判断基準や対処法解説

【なぜ】介護施設の看護師は辞めたいの?理由5つと辞める判断基準4つ解説!
  • URLをコピーしました!
新人看護師

介護施設の看護師って思ってたより大変…

新人看護師

病棟と全然違う…!

看護師の多くは病院やクリニックなどの医療機関に勤めますが、介護施設に就職する人もいます。

医療機関と介護施設では目的も利用者の状態も異なるため、看護師の働き方はかなり違うことも。

介護施設の看護師がそのギャップに苦しむようになると離職につながってしまいます。

残るにしても辞めるにしても、介護施設の看護師にこの記事を読んでいただければ、より良い選択ができますよ。

\まず読んで!/

早めに登録がおすすめ

少しでも今の働き方に不満があるなら、早めに転職サイトへ登録しておいた方が良いです。

辞める時は誰しも「もう働ける病院がないのかも…」と暗い考えになってしまいます。

辛い心理状態でも、先に登録してあればスマホ1つで病院を探せます。

想像以上に働ける病院はたくさんありますよ!自信を持ってください!

\ 辞める前に情報収集! /

目次

介護施設の看護師を辞めたい理由は?

介護施設の看護師を辞めたい理由は?

看護師が介護施設を辞めるとき、その理由は人それぞれです。

ただ、以下に挙げる理由で辞める人が目立ちます。

看護師

1つずつ詳しくみていきましょう

人間関係のトラブル

人間関係のトラブルは介護施設だけでなく医療機関でも発生します。しかし介護施設の看護師は独特なポジションにいるので人間関係のトラブルも独特です。

介護施設のスタッフのほとんどは介護職員であり、看護師は少数派。ただし医療・看護行為においては、看護師は介護職員に指示を出したり指導したりする立場にあります。

もちろん多くの介護職員は看護師の知識と経験を頼りにしているのですが、ベテラン介護職員と若手看護師の関係になると複雑な心理が働いてしまいます。ベテラン介護職員のなかには、若手看護師に指示されて「偉そうに」と感じる人も…。

そして介護施設のなかでは介護職員の数のほうが看護師の数より多いので、介護職員VS看護師の対立になると、看護師は不利になってしまいます。看護師が介護職員にいじめられる、といった事態も起こるでしょう。

仕事の責任が重い

介護施設の看護師の業務内容を知らない人は「介護施設の看護師の責任は、医療機関の看護師の責任より重くない」と思うかもしれません。確かに介護施設の看護師には、医療機関の看護師ほど重要な医療行為・看護行為を求められるわけではありません。

しかしほとんどの介護施設には医師がいないので、医療的な処置が必要になると看護師が第一責任者のような形になり、大きなプレッシャーになるでしょう。

介護施設の看護師には、医療機関の看護師にはない責任があるのです。

残業やオンコールが多い

残業やオンコールは医療機関のほうが多いでしょう。しかし介護施設の看護師が「医療機関よりは残業やオンコールが少ないだろう」という先入観を持っていると、介護施設でも残業とオンコールが意外に多いと感じてしまい、辞めたいと思う原因になりえます。

また、クリニックではほとんど発生しない救急搬送やエンゼルケアも、介護施設では珍しくありません。救急搬送やエンゼルケアが苦手な看護師は、介護施設の仕事にストレスを感じるようになるでしょう。

業務量が多い

介護施設の看護師のなかには「自分の仕事は看護。介護は介護職員の仕事」と思っている人もいるでしょう。しかし多くの介護施設で、看護師にも介護の仕事を任せています。

自分の仕事は看護だけと思っている介護施設の看護師が介護の仕事を命じられると、業務量が多いと感じるようになり職場への不満が募ります。

業務量の多さから辞めたいと感じる人も多いです。

給料が低い

介護施設の看護師の給料は、医療機関の看護師の給料より低めに設定されているのが一般的です。

看護師もそれを知って介護施設に就職しているはずですが、それでも給料日になると「やっぱり安い」と実感してしまうでしょう。中には看護だけでなく介護の業務までやっているのに、と不満が募ることも。

その結果徐々にモチベーションが低下していき、辞めたい気持ちに拍車をかけてしまいます。

介護施設の看護師を辞めたい!辞めてよい判断基準は?

介護施設の看護師を辞めたい!辞めてよい判断基準は?

介護施設の看護師が「辞めたい」と思ったとき、どこまで我慢したほうがよいのでしょうか。そして、どのような基準で退職の決断をしたらよいのでしょうか。

時間外労働が多いのに残業代が払われない

介護施設でサービス残業が発生し、それが自身の許容度を超えたら辞めてもよいでしょう。厚生労働省も、介護施設のスタッフが不払い残業に不満を持っていることを把握しています。

もちろん、職場に溶け込むためにある程度のサービス残業は仕方がないと考えることもできます。しかし許容度を超えるほど苦しく感じたら、サービス残業は違法行為に当たる可能性もあるため、我慢する必要はないのです。

不当に時間外労働をさせられる職場は辞めていい基準であると言えます。

肉体的、精神的に体調を崩している

肉体的、または精神的にきついと感じ、実際に体調不良をきたしてきたら辞める準備に取りかかってよいでしょう。健康を害してでも続けなければならない仕事はないからです。

病院の仕事に耐えられた看護師でも、業務内容がかなり異なる介護施設では頑張り切れないかもしれません。

本格的に体調を崩してしまう前に、辞めて自分の身を守りましょう。

人間関係が改善されない

人間関係が悪化しても社会人である以上、そしてビジネスパーソンである以上、コミュニケーション・スキルを駆使して改善に努めるべきです。

しかし自身では改善できないほど人間関係が悪化することもあります。また、人間関係のトラブルに巻き込まれて同僚や上司などに助けを求めても救済してもらえないこともあるはずです。

自身が努力しても職場の人間関係が改善されない場合、退職を決断してもよいでしょう。

仕事へのやりがいを感じない

看護師が「介護施設に来たものの、やっぱり医療機関のほうがやりがいを感じられる」と思えたら、もう介護施設で長く働けないかもしれません。介護施設で働いてみて初めて、看護師の主戦場は医療機関であると思えることもあります。

やりがいがないと働くモチベーションを持ちにくいので、退職を検討してもよいでしょう。

介護施設の看護師を辞めたい?離職を考え直す方法は

介護施設の看護師を辞めたい?離職を考え直す方法は

看護師が「介護施設を辞めたい」と思っても辞めないほうがよい場合があります。しばらく我慢して働いてみると、介護施設看護師のやりがいが見えてくることがあるからです。

離職を考え直す方法を紹介するので、もし試して我慢できるようであれば離職を急ぐ必要はありません。

経験を積むために辞めずに様子をみる

もし介護施設の看護師が「病院やクリニックと全然違う」と感じて辞めたいと思っていたら、それは新しいことを経験している証(あかし)です。

新しいことへ挑戦するのには必ずストレスがつきまといます。知らない人たち、知らない仕事、知らないルールなどはすべて働くストレスになります。

しかし、しばらく働き続ければ、知っている人たち、知っている仕事、知っているルールに変わるのでストレスが消えます。

病院やクリニックに勤めていた看護師が介護施設の仕事を経験すると、仕事の幅が広がるでしょう。この過程を乗り越えてこそキャリアアップが図れます。

自分自身に変えられるところがないか見直す

「辞めたい」と思う原因は、①職場、②自分、③職場と自分の両方の3パターンが考えられます。

【辞めたいと思う原因3パターン】

  1. 職場が原因
  2. 自分が原因
  3. 職場と自分の両方

しかし人は誰しも自身の非を認めたがらないものなので、自分のせいで「辞めたい」と思っているのに職場のせいにしてしまうことがあるでしょう。

看護師が介護施設を辞めたいと思ったとき、まずは自分を見つめ直してみてください。

自分から職場に溶け込もうとしたでしょうか。介護職員をリスペクトしているでしょうか。介護の仕事に積極的に取り組んでいるでしょうか。

同僚の仕事を理解したり先入観を捨てたりすると、ふと「良い職場かもしれない」と思えることがあります。

働き方を相談する

辞めたいと思ってすぐに退職届を書くのは短絡的すぎます。社会人でありビジネスパーソンである以上、辞めたいと思ったらまずは解決策を探すべきです。

今の働き方について相談してみてください。介護施設の看護師なら、職場長や看護の責任者、施設長、法人の人事部、法人の幹部などが相談相手になります。それらの相談相手に「働きにくさを感じています」と伝えましょう。

また相談するときは自身の希望も持っておいてください。例えば「オンコールから外してもらえるとストレスがかなり軽減する」と思えたら、ダイレクトに「オンコールから外してもらうことはできないでしょうか」と言って構いません。

言葉で伝えてこそ、初めてわかってもらえるケースがあります。

介護施設の看護師を辞めたい!転職したほうがよい場合

介護施設の看護師を辞めたい!転職したほうがよい場合

先ほど辞めてよい判断基準を紹介しましたが、その基準を超えたら転職したほうがよい、と考えることができます。

そのほかにも、以下のような状況に置かれたらむしろ躊躇することなく辞めたほうがよいでしょう。

介護施設の仕事が楽しくない

看護師が介護施設の仕事をまったく楽しいと感じられなくなったら辞めどきです。

ここでいう楽しさとは、やりがいを持ったり、同僚と協力し合ったり、介護施設の利用者さんから喜びを得られたり、といった意味での楽しさのこと。

介護施設の利用者さんの中には、余生を楽しく過ごしたいと思っている人もいるでしょう。楽しく働いていない看護師が、利用者さんに楽しさを提供できるわけがありません。

看護師自身のためだけでなく、介護施設にとっても利用者さんにとっても、楽しく働くことができてない看護師は辞めたほうが幸せです。

いじめやハラスメントを受けている

いじめやハラスメントを受けていて、なおかつ職場の責任者などに相談しても改善されなければ、そのような介護施設はすぐに辞めたほうがよいでしょう。いじめ・ハラスメントの常態化は、ブラック介護施設の明白なサインであり働く価値はありません。

いじめ・ハラスメントを受け続けていると精神に不調をきたす可能性があります。

給料が改善されない

介護施設の看護師の給料は、正規職員であっても、医療機関のパートの看護師の給料より低いことがあります。これ自体はやむをえないことです。

しかし、例えば勤務期間が長くなって役職に就いているのに、給料が少ししか改善されていないのであれば「不当に安い」と感じて当然です。

不当に安い給料で働く理由はないので、退職を検討したほうがよいでしょう。

心の不調をきたしている

すでに心の不調をきたしている人は、辞めたほうがよいでしょう。精神科や心療内科のクリニックにかかって診断が下ったわけでなくても、自身で耐えがたいと感じたら自己防衛に努めてください。

職場のストレスによる心の不調は、ストレスの原因であるストレッサーが排除されると自然に治ることがあります。つまり、今の介護施設を辞めて別の職場に転職するだけで再び快活な精神に戻ることがあるのです。

介護施設を辞めたい看護師へ!おすすめの転職先5選

介護施設を辞めたい看護師へ!おすすめの転職先5選

介護施設を辞めたいと思っている看護師が、「辞めてよい判断基準」をクリアしたり、「転職したほうがよい場合」に当てはまった場合、次の転職先を検討するべきでしょう。

介護施設を辞めた看護師のおすすめ転職先5つ

訪問看護ステーション

訪問看護ステーションの看護師は、自宅療養をしている患者さんの自宅に赴き、医療・看護行為をします。

訪問看護を利用している患者さんの健康状態や病気の程度、身体能力は、介護施設の利用者さんと似ていることが多いので、介護施設での看護の経験が活かせます。

また、訪問看護ステーションのスタッフはほとんどが看護師なので、介護職員との衝突はほとんど起きません。

デイサービス

デイサービスは介護施設に含まれますが、残業が少なくオンコールはほぼ皆無なので、看護師の仕事の負担はかなり軽減されます。

おじいちゃん、おばあちゃんの看護をするのは好きだけど、今の介護施設にはいたくない」という看護師には、デイサービスは有力な選択肢になるでしょう。

また今まで働いた経験を活かせるのも大きなメリットです。

クリニック

やっぱり介護施設は私の性に合わない。私は臨床で活躍したい」と思った看護師は、クリニックに転職してみてはいかがでしょうか。

クリニックには介護の仕事がないので、体位変換やトイレ介助といった力仕事がほとんどありません。肉体的には、クリニックでの看護業務のほうが、介護施設での看護業務より圧倒的に楽なはずです。

人間関係も限られるので、不快な思いをすることも少ないですよ。

健診センター

健診センターの最大の特徴は、原則、病気の人がいないことです。自力で健診センターに来て、自力で検査を受け、自力で帰宅する人しかいません。急変対応や急患に疲れた看護師には健診センターは良い転職先になるでしょう。

残業がほぼなくプライベートを充実させられる魅力もあります。

総合病院

看護師が「介護施設の給料は低い」「しっかり稼ぎたい」と思ったら、転職先は総合病院の正規職員看護師がよいでしょう。もちろん病院には介護施設にはない困難な仕事が待ち受けているわけですが、その分お給料の額は期待できます。

そして看護師が「本物の看護がしたい」と思ったら病院が最適です。

総合病院には総合病院の看護師でしか得られないやりがいがあります。

介護施設看護師を辞めて転職で失敗しない方法は?

介護施設看護師を辞めて転職で失敗しない方法は?

看護師が介護施設を辞めて転職したら、次の職場は余程のことがない限り辞めたくないものです。

そこで転職する前に3つの方法を試してみてください。

自分に合った働き方を知る

勤務先を辞めるということは、勤務先での働き方が自分に合っていなかった、ということでもあります。合わない理由は、自分にも自分以外にもあるわけですが、いずれにしても納得がいかなかった結果、辞めてしまっているのです。

だからこそ次の職場は、自分に合っているところを選びましょう。

そのため今から、自分に合った業務内容、勤務方法、勤務時間、業務量を把握しておくことが重要です。

これらにマッチする求人票を探せば、自分に合う確率が高くなりますよ。

転職先の給料やボーナスを把握する

給料やボーナスの額は、辞める決断を下す重要な原因になります。つまり、小さなストレスでも給料・ボーナスの額が低いと辞めやすくなりますし、大きなストレスでも給料・ボーナスの額が高いと辞めにくくなるものです。

自分が納得できる給料・ボーナスの額を確定してから、転職希望先の給料・ボーナスの額を調べましょう。

お給料が原因で辞めてしまう事態を防げますよ。

自分のスキルや強み、弱さを再確認する

自分のスキルをうまく仕事に活用できたとき、喜びが得られます。

自分の強みを発揮できる職場に入ったら、高いパフォーマンスを出すことができます。

自分の弱さが露呈しない職場であれば、ストレスがあまり発生しません。

仕事・職場と自分にはこのような関係があるので、転職する前に自分のスキル、強み、弱さを再確認しましょう

介護施設看護師を辞めたいなら?転職サイトは登録しておこう

介護施設看護師を辞めたいなら?転職サイトは登録しておこう

看護師が介護施設を辞めたいと思ったら、辞める決断ができていなくても、辞める決断を下しても転職サイトに登録したほうがよいでしょう。

転職サイトに登録すると、無料で転職サポートが受けられるからです。また、辞めたいけど辞める決断ができていない場合、転職サイトのコンサルタントに相談することもできます。

介護施設に勤めている看護師におすすめできる転職サイト3つを紹介します。

レバウェル看護

総合評価 5.0 

  • 公開求人約80,000件でいろんな職場が探せる
  • 年間4,000回以上のヒアリング!内部事情に強い
  • 会わずにLINEのやりとり可!忙しくてもOK!

\ 1分で登録!全部無料で見られる /

ナースではたらこ

総合評価 4.8 

  • アドバイザーの質が高い
  • 職場の雰囲気を細かく教えてもらえる
  • 最短1ヶ月での転職も可能!

\ 1分で登録!全部無料で見られる /

マイナビ看護師

総合評価 4.5 

  • 満足度96%!利用者からの評価が高い!
  • 職場の定着率にこだわるから失敗しにくい
  • 大手だからこそ小さいクリニックや病院もOK!

\ 1分で登録!全部無料で見られる /

【まとめ】介護施設看護師を辞めたら自分の資格とスキルを活かして働こう!

【まとめ】介護施設看護師を辞めたら自分の資格とスキルを活かして働こう!

介護施設の看護師の仕事には大きなやりがいがあります。これは事実です。そのため、せっかく介護施設で働き始めたのに、小さな嫌なことで簡単に辞めてしまうのは避けたいものです。

しかし「もう無理」と感じて限界点に到達したら、今度は気持ちを切り替えて転職活動に乗り出しましょう

介護施設を辞めても、看護師には資格とスキルを有効活用できる職場がたくさんあります。そのなかから、今度こそは長く気持ちよく、楽しく、やりがいを持って働ける職場を選びましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次