美容看護師って思ってたよりも大変…
覚えることがたくさんあってついていけない!
美容クリニックと病棟では対象となる患者様が異なるため、看護師の働き方にも違いがあります。
覚えることが多かったり売上目標があったり…
病棟とのギャップに戸惑ってしまう人もいるでしょう。
美容看護師を辞めようか悩んでいる人は、この記事を読めば辞めるべきか続けるべきかが分かりますよ。
ぜひ参考にしてください
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美容看護師を辞めたい!よくある代表的な退職理由7選
美容看護師が辞めたいと思う理由は以下の7つです。
「辞めたい」と思う理由によって、辞めても良いケースと続けた方が良いケースに分けられます。
対処法を知るためにも、まずは美容看護師がどのような理由で辞めたいと思うのか理解しましょう。
それぞれ詳しく見ていきましょう!
新しいことをどんどん覚えないといけない
美容クリニックでは、新しいことをどんどん覚える必要があります。
美容医療は施術の数が多いので、必然的に覚えなければならない内容も多くなってしまいます。
ピーリングにダーマペン、レーザーにイオン導入など…美肌治療だけでもいくつもメニューがあります。
もちろん新しいメニューを取り入れたときには、研修や練習を通して覚えなくてはなりません。
スピード感のある領域だからこそ、どんどん新しい施術が増えるからです。
ノルマではないが売上目標の圧がある
美容クリニックはノルマがなくても売上目標があることがほとんどです。達成すると、インセンティブとして給与や賞与に反映されます。
売上は経営に関わるためとても大切です。
しかし売上を重視しすぎるあまり、「達成しなければならない重圧」が大きなプレッシャーになってしまうことも。予算内で患者様に合った施術をしたいのに「私のやりたい美容医療と違う…」と感じる原因にもなりえます。
売上のために患者様にとって不必要な施術まで案内したくない人もいるでしょう。
このような売上目標の「圧」がプレッシャーとなり、辞めたい理由となってしまうのです。
十分な指導もないまま患者様への施術
十分な指導をされないまま、患者様への施術へと進むことがあります。
美容クリニックは施術の数が多いので、指導する側も教える量が膨大になりがちです。扱う機器の数が多いと、一つ一つ丁寧に教えられないケースもあります。
中には一度手本を見せてもらって数回練習し、もう次は実際の患者様に施術をする場合もあるでしょう。
指導が少なすぎて戸惑ってしまうことが続くと、辞めたいと思う原因になり得ます。
入職当初と方針が変わっている
入職当初と方針が変わってしまったことが原因で辞めたくなるケースもあります。
例えば、美容皮膚科がメインのクリニックで働いていたのに美容外科も行っていくことになった場合。
このとき「美容外科も覚えられる!」と思う人もいれば、「外科の仕事までさせられるの?」と思う人もいるかもしれません。
自分のやりたいこととクリニックの方針が変わってしまうと、今後の働き方について悩んでしまうでしょう。
意外と肉体労働で疲れた
美容看護師の仕事は意外と肉体労働です。
なぜなら美容クリニックで取り扱う機器は重いものが多いから。
そして、これらの機器はすべての部屋に揃っているわけではありません。
何度も機器を移動して重いハンドピースを持つことで、足腰を痛める原因になるでしょう。
働いていくうちにだんだんと慣れて解消されていく部分ではありますが、入職当初には大変なことの一つです。
慣れない環境で肉体的にもきついと、辞めたい理由になってしまいます。
経営者と現場の仲違いに巻き込まれた
仲の良い職場だと思って転職しても経営者と現場の仲違いに巻き込まれることがあります。
美容クリニックでは経営者サイドは「とにかく売り上げを上げろ!」と言い、現場では「そんなこと言われてもこれ以上は難しい…」と乖離が生まれてしまうことも。
またドクターと経営者が仲違いするケースも多く、現場は板挟みになり、どちらの言うことを聞いていいのかわからなくなります。
仲違いに巻き込まれた挙句、振り回されて退職するのもよくあるパターンなので、軋轢のあるクリニックには入職しない方がいいです。
このまま続けていいのか不安になった
美容看護師としてこのまま働き続けていていいのかな、と不安に思うこともあるでしょう。
特に若いうちは病棟看護師より楽だし、夜勤もないし、お給料も多いので「なんていい仕事なんだろう!」と感じる場合が多いです。
ところが年齢を経てくると「〇〇さんは病棟師長になった」「△△さんはスキルアップしているらしい」と病棟時代の同僚の昇進が聞こえてくるようになります。
一方、美容クリニックにはあまり昇進制度はなく、美容看護師は永遠に平社員のまま終わることが多いです。
そのため自分はこの職場で仕事を続けていいのだろうか、このまま美容看護師をしていて大丈夫だろうか、と不安になることが多いでしょう。
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美容看護師が辞めても良いケースは?【思い切って辞めるべき3例】
美容看護師が辞めて良いケースは以下の3つです。
このような状況に置かれている場合には、辞めても良いケースだと考えます。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
入職当初と方針が変わっている場合
入職当初と方針が変わってしまった場合には、辞めることを検討しても良いでしょう。
例えば「美容皮膚科のみ」で入職したのに途中から「美容外科も対応してね!」と言われた場合。契約とは違う仕事を強要されていることになります。
「外科が苦手だから皮膚科に入職したのに…」「皮膚科の仕事が好きだからそちらをメインにしたいのに…」と不安も募ってくるでしょう。またクリニックに対し、不信感も生まれます。
「やりたい仕事と違う」と思ったら、他の美容クリニックに行くことも視野に入れた方が良いでしょう。
相談する先輩がいなくて心細い場合
相談する先輩がいないときも、辞めた方が良いケースに当てはまります。
入職したばかりの頃は技術面だけでなく、クリニックの雰囲気や体制で悩むことも。このときに人間関係がギクシャクしていると、誰にも相談できずにつらくなってしまいます。
また、手技に関する質問や相談は同期の中では解決できないこともあります。そのため、相談できる先輩は頼もしい存在であり、気持ちの余裕にもつながります。
反対に相談できる環境にいないと、不安な日々を過ごすことになってしまうでしょう。
美容医療が思っていたのと違った場合
美容医療が思っていたのと違った場合も、辞めることを検討しても良いケースの一つです。
美容クリニックに対して、キラキラしたイメージを持つ人は多いでしょう。
ですが、美容看護師は意外と肉体労働で体力勝負です。
重い機器を運んだり、次々と患者様の施術をしていく必要があります。また、施術のクオリティだけでなく、接客としても「お客様」という接し方が求められます。
リアリティショックを起こして辞めていく人も少なくありません。
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美容看護師が辞めない方が良いケースは?【続けるべき3例】
美容看護師が辞めずに続けた方が良いケースは以下の3つです。
「美容看護師を辞めたい」と思っていても、その理由は人それぞれです。
中には辞めずに続けた方が良いケースもあります。
自分の状況や辞めたい理由と改めて向き合ってみましょう
覚えることが多くてつらい場合
覚えることが多くてつらい場合なら、辞めることを考え直した方が良いでしょう。
新しく入職すると覚えることは多く大変ですが、最初は誰しも通る道です。乗り越える価値があるし、割と乗り越えてしまえば仕事が好きになるパターンが多いので、改善の余地はありますよ!
覚えられないと悩んだら、以下のように工夫するのがおすすめです。
美容医療の勉強のポイント
- 覚えることが多いときは勉強方法を変える
- イラストを用いる
- 分からないことは先輩看護師に聞く!
思うように勉強が進まないときは、ガラッと勉強方法を変えてみるのも一つの手です。
イラストを用いて視覚的に覚えてしまうのも良いでしょう。
徐々に美容医療の知識がつき、自信を持って施術できるようになります。
患者様に相談されたときに知識を活かした返答ができると、やりがいを感じられるようになりますよ。
施術時間に間に合わなくて焦る場合
施術時間に間に合わない場合も、辞めずに続けた方が良いでしょう。
なぜなら、施術時間が押してしまうのは施術に慣れておらず、手技がぎこちないからです。まだまだ改善の余地はあります。
中にはとても施術時間がタイトなクリニックもありますが、多くの場合は未熟なことが原因です。
回数を重ねればだんだんスムーズに行えるようになりますし、時短の方法も自然と身についていきます。可能であれば先輩看護師の施術を見学し、取り入れられることはどんどん吸収していきましょう。
患者様と接するのが楽しいと思える場合
患者様と接するのが楽しいと思える場合には、美容看護師を続けた方が良いでしょう。
美容医療は病棟での看護とは大きく異なります。
覚えることが多くて大変だと、辞めたくなることもあるでしょう。
しかし、「患者様に施術するのが楽しい!」「意外と楽しんで仕事できてる!」という気持ちがあるなら、辞めてしまうのはもったいないです。
この能力は今後必ず活きてくるので、ぜひ諦めずに日々の業務に取り組みましょう。
患者様と楽しく関われるのも、看護師としての才能です
美容看護師を辞めたいと思ったときどうする?今すぐ使える対処法を紹介!
美容看護師が仕事を辞めたいと思ったときの対処法を3つご紹介します。
この3つはすぐに実践できる対処法です。
辞めたいと悩んでいる看護師は、ぜひ実践してみてください。
悩んでいることを同期ではなく先輩に相談する
相談できる先輩がいるのであれば、まずは先輩に相談しましょう。
先輩看護師はたくさん壁にぶち当たり、それを乗り越えて、今の実力になったはずです。どうやって壁を乗り越えたのか、コツを聞いて取り入れると良いですよ。
反対に、同期への相談はおすすめしません。同レベルの人にどうやって乗り越えたか聞いても、その乗り越え方を知らないからです。
むしろ愚痴ばかり言ってモチベーションが下がってしまうことも考えられます…。
「どうやって乗り越えたのか」を知りたいからこそ、経験豊富で壁を乗り越え済みの先輩看護師に相談をしましょう。
つまづいている分野をとにかく勉強する
知識や技術面の心配があるときは、とにかく勉強しましょう。
正直ちょっときつい言い方になりますが、美容医療について十分な知識がないのであれば、勉強するしかありません。
特にはじめは覚えることが膨大にあります。ただ、最初さえ乗り越えて仕舞えば意外とすんなり仕事をこなせるようになります。
もし思うように勉強が進まなければ、勉強の方法を変えるのがおすすめです。
イラストを書いたり、声に出して覚えたり。自分なりの勉強方法を見つけて、美容医療について学んでいきましょう。
ON/OFFのメリハリをつけて休む時は休む
ON/OFFのメリハリをつけることも大切です。
家でも勉強に追われていると、ずっと仕事モードになって疲れてしまいます。
疲れた状態ではやる気も出ず、勉強が思うように捗らないという悪循環も。
できるだけ早い段階でこの習慣を身につけて、効率よく勉強を進めていきましょう。
美容看護師を辞めた後どうする?おすすめの転職先3つ!
美容看護師が辞めた後の転職先としては、いくつかのパターンが考えられます。
辞めた後の転職先について、具体的に3つ紹介します。
ふたたび別の美容皮膚科で働く
まず、ふたたび美容皮膚科に転職するパターンです。
今いる美容皮膚科は自分に合わなかったとしても、別の美容皮膚科なら環境が良く、合っていて働きやすい可能性があるからです。
また同じ領域である診療科なら、今まで経験したスキルも活かせるし、新しく勉強しなければならない項目も最低限で済みます。
今ある能力を活かし、次の職場を探すなら美容皮膚科がおすすめです。
自由診療も行う保険診療の皮膚科で働く
自由診療もやっている保険診療の皮膚科で知識を改めるのも良いでしょう。
保険診療がメインのクリニックでは、以下の施術がメインとなります。
【保険診療がメインのクリニックの主な施術3つ】
- 脱毛のレーザー照射
- お顔のケミカルピーリング
- 各種美容注射・点滴
これらは、自分の知識や技術が活かせる施術でもあります。
ゆくゆく美容クリニックに戻るときの強みにもなるでしょう。
思い切って美容整形外科に挑戦する
思い切って美容外科に行くのも一つの方法です。
以下のような場合には美容整形外科を検討してみても良いでしょう。
美容外科を検討しても良いケース
- 美容皮膚科領域で満足いく学習ができた
- 美容外科をもっと追求していきたい
- オペや施術が好きで勉強をしたい
ただ、侵襲の多い外科領域になると、職場の雰囲気もピリピリしがちです。覚えることもこれまで以上に多くなるでしょう。
しかし、大変な仕事と引き換えに学べる内容も多い上、とてもやりがいのある領域でもあります。
さらに美容医療を深めたいのであれば、美容整形外科も検討してみましょう!
美容看護師を辞めたいなら?おすすめの転職サイト3つ
美容看護師が辞めたいと思うことは多々あるでしょう。
そんな時、頼りになってくれるのは転職サイトです。自分で無闇に探すより圧倒的に選択肢が多く、目的に合ったクリニックを紹介してくれます。
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【まとめ】美容看護師を辞めてもまた働ける!
美容看護師を辞めてもまた働くことは可能です。
- 辞めたい理由は主に覚えることが多いから
- 入職前と違う施術を求められたら辞めて良い
- 勉強や施術時間が理由なら続けた方が良い
- 相談できる先輩がいるかがポイント
- もっと追求したいなら美容外整形科も◎
美容医療は覚えることが多く、常に勉強し続けなければなりません。
ノルマはなくても売上目標があり、中には大きなプレッシャーを感じてしまう人もいるでしょう。
また、きらびやかなイメージとは違い、実際には重い機器を取り扱うなど肉体労働も多いです。
このような理由で「美容看護師を辞めたい」と思う人は一定数いるでしょう。
ただし、中には美容看護師を続けた方が良いケースも。
辞めたいと思う原因を見つめ直し、今後のことを検討していきましょう。
美容看護師を辞めても、別のクリニックに転職したり思い切って美容整形外科に転職したりと、選択肢はさまざまです。
たくさんある職場の中から、自分らしくやりがいを持って働ける環境を選びましょう。