看護師の仕事を辞めたい…
もう転職で失敗したくない
看護師をしていると、辞めたいと思うのは一度や二度ではありません。
さらに、同期や周りの先輩が辞めていくと「このままこの職場にいて大丈夫かな?」と不安になりますよね。
では、看護師はどのような理由で辞めていくのでしょうか?
辞める人が少ない職場を見分ける方法はあるのでしょうか?
この記事では、看護師がどんどん辞める理由や職場の特徴について解説します。
転職先を迷っている人も、この記事を読めば対策方法がわかりますよ。
\まず読んで!/
少しでも今の働き方に不満があるなら、早めに転職サイトへ登録しておいた方が良いです。
辞める時は誰しも「もう働ける病院がないのかも…」と暗い考えになってしまいます。
辛い心理状態でも、先に登録してあればスマホ1つで病院を探せます。
想像以上に働ける病院はたくさんありますよ!自信を持ってください!
\ 辞める前に情報収集! /
看護師がどんどん辞めていく理由は?【退職14選】
どんどん看護師が辞めてしまう職場にはそれなりの理由があります。
労働環境や人間関係に加え、ライフステージの変化などで悩む人が多いのかな?
人間関係が悪い
職場の人間関係で悩む看護師は多いです。
【看護師が人間関係で悩みやすい理由】
- 女性が多いので女社会特有の雰囲気
- コメディカルとチームワークが求められる
- 患者や家族との関わりが多く気疲れする
- 生死にかかわる職業のため相手に対して口調が厳しくなる
看護師はチームワークを求められ、常に周囲の人間とコミュニケーションを取らなければならない仕事です。
そのため対人関係に気を使い、気疲れしてしまうことも多いのです。
どんなにやりがいのある仕事でも、人間関係が悪いと辞めたくなっちゃうよね。
仕事が忙しすぎる
看護師はの仕事は全般的に業務量がとても多いです。
受け持ち患者さんの日常の看護に加えて、服薬指導や入院患者の対応も。
さらに急変した患者の対応から、新人指導、各種委員会など、幅広い業務をこなしています。純粋に看護をするだけが仕事ではないのです。
“仕事が忙しすぎる”という理由で辞めていく人も多いです。
残業が当たり前になっている
看護師は一般企業と比べて残業が多いです。多いだけでなく当たり前になっています。
実は終業が遅くなる”後残業”だけではなく、始業前労働である”前残業”も当たり前になっています。
【2022 年看護職員の労働実態調査】
始業”前”労働をしている看護師(30分以上) | 45.9% |
終業 “後”残業をしている看護師(30分以上) | 73.4% |
看護師全体の45.0%が始業前労働を行っており、前残業は常態化しています。
加えて、終業後残業をしている割合は73.4%にも上ります。
全体の7割以上が常習的に残業を行っているのです。
看護師は”残業が当たり前”の労働環境になってしまっていると言えます。
命に関わる仕事なので多少の時間外労働は仕方ないとは言え、ワークライフバランスも大切にしたいですよね。
給料に不満がある
看護師は給料に不満を抱える人が多いです。
しかし実際は、看護師の平均給与は日本人全体の労働者の平均給与より高い水準にあります。
【令和4年賃金構造基本統計調査】
看護師の平均給与 | 35万1,600円 |
正社員(一般労働者)の平均給与 | 31万1,800円 |
表からも看護師の給料は一般の正社員と比べ、39,800円高いことがわかります。
ではなぜ看護師は現在の給料が”不満である”と感じるのでしょうか?
【看護師が給料に不満がある理由】
- 夜勤手当で高給になるが日勤のみは低い
- 命を扱う仕事で責任と精神的負荷が大きい
- 入浴介助や排泄介助の身体的負荷が大きい
- 常に人手不足で業務量が多い
- 針刺し事故や感染症の危険業務が多い
- 残業を含め拘束時間が長い
- 時間外での勉強会や委員会活動がある
大変な仕事だからこそ「もっとお給料をもらってもいいはず!」と感じるようです。
パワハラや暴言を受けた
看護師が辞めたいと感じるのは、パワハラや暴言を受けた時です。
上司から質問攻めにされたり、嫌味とも取れる発言をされることがあります。
医師やコメディカルからの暴言も経験したことがあるでしょう。
また、患者さんから蹴られたり、暴言を吐かれることもありますよね。
パワハラや暴言によって辞めたくなる看護師は多いのです。
職場や上司の方針に同意できない
職場や上司の方針に同意できない、と感じるときに辞めたくなります。
自分の看護理念や方針があるのに、数字や記録ばかりに気を取られる上司と、価値観が違うことも…
また、本当は患者さんと丁寧に関わりたいのに「忙しすぎてできない!」と感じることもありますよね。
自分の看護観をしっかりと持っているがゆえに悩む人も多いです。
職場や上司と価値観が合わないと、看護師は辞めたくなります。
患者さんとゆっくり関わりたくて、慢性期の病院に転職する人もいるよ。
頑張りを正当に評価してくれない
自分の頑張りを、正当に評価してもらえていないことがあります。
自分だけでできたこともあるのに、ペアの先輩にはミスばかり指摘されたり、失敗にばかり目がいってしまうことも。
また、自己学習で夜遅くまで勉強したのに実力を発揮できず、悲しく思う場合もあります。
自分の頑張りを正当に評価してほしい、という思いが伝わらない職場は辞めたくなりますよね。
年齢と共に疲れが取れなくなってきた
年齢と共に疲れが取れなくなってきた時に、辞めたくなる人が多いです。
若い時と比べて、年齢とともに疲労が蓄積しやすくなり、なかなか疲れが取れません。
一晩寝ても、朝起きたらまだ身体が重いことも増えますよね。
夜勤も年々きついと感じるようになり、心身ともに限界を感じる人も多いです。
キャリアアップのチャンスがない
キャリアアップが望めない時、看護師は辞めたくなります。
キャリアアップの機会がないケース
- 興味のある仕事を任せてもらえない
- 教育体制が整っていない
- 人手不足で研修に行かせてもらえない
- 異動したいのにさせてもらえない
- 目標にしたいと思える先輩がいない
- キャリアについて考える余裕がない
しっかりとしたビジョンがあるにも関わらず、実現できない職場があります。
また業務や環境により、忙しすぎて良い未来を思い描けないことも。
看護師として成長ができないと感じた時、職場を辞めたいと感じますよね。
患者や家族の対応に疲れる
患者や家族の対応に疲れて、辞めたくなることがあります。
【看護師に対する患者や家族からの暴力・ハラスメント】
看護職等に対する「患者による」あるいは「家族、親族、患者関係者による」身体的暴力、精神的暴力、セクシュアルハラスメントのいずれかが報告されていた病院は 85.5%
引用:看護職等が受ける暴力・ハラスメントに対する実態調査と対応策検討に向けた研究
8割以上の病院で看護師に対する患者や家族からの暴力・ハラスメントがあります。
実際に自分がハラスメント等を受けていなくても、ハラスメントを「見た」「聞いた」看護師も多いでしょう。
また、暴力・ハラスメントまでいかなくても、理不尽な要求をされたり、クレームを言われることもあります。
看護師は患者や家族の対応に疲れて、辞めたくなるのです。
有給休暇を希望できない
有給休暇が思うように取れず、辞めたくなる人は多いです。
本来有給は取得条件を満たしていれば、自由に労働者に認められている権利です。
しかし、取りづらい雰囲気のため、有給休暇を希望できないケースが多くあります。
【有給休暇が取りづらい理由】
- 休みは〇日までという病棟ルールがある
- 休み希望が勝手に「公休」にされる
- シフト管理者を気遣って有給希望できない
- 有給希望自体が出しにくい雰囲気
病棟ルールや回りに気を遣ってしまうあまり、有給休暇が取れないことが多いです。
プライベートを充実させたい人にとって、自由に休みが取れないのはつらいですよね。
有給を取得せずに働き続けた結果、家族に負担をかけてしまうことにもなりかねません。
自由に有給休暇を取れない職場では看護師がどんどん辞めていくのです。
別の診療科で働きたい
今とは別の診療科で働きたいと考えて辞める看護師もいます。
【別の診療科で働きたくて辞めるケース】
- 訪問看護に興味が出てきた
- 急性期で働いていたが慢性期に移りたい
- 新生児科で働くためにNICUのある病院へ
- 認定看護を取るために緩和ケアを学びたい
自分の将来を考えた時「今のままでいいのかな?」と思うときがありますよね。
さらなる学びのため、結婚や出産で環境が変わったため、疲れてしまったため、など理由は様々。
現状を変えたいと思った時に辞めていく人もいます。
結婚・出産を機に退職する
看護師は結婚・出産を機に退職する人もいます。
結婚を機に仕事を辞めて欲しいと言われる場合があったり、出産育児が大変で働く時間が取られなくなるからです。
また産後に復帰したとしても、結局育児との両立が厳しくなり、泣く泣く辞めてしまう人もいます。
家族や職場のサポートをどれだけ受けられるかで、仕事を続けられるかが変わってくるね。
看護師はブランクがあっても再就職しやすいから、一旦辞め人もいるよ。
看護師以外の仕事に就きたい
一旦仕事を辞めて、看護師ではない職に就く人もいます。
【看護師以外の仕事に就きたいと思う理由】
- 看護師が向いていないと感じた
- 人の生死に関わる仕事が嫌になった
- 勉強へのモチベーションが下がった
- 患者さんや家族の対応に疲れた
- 看護師同士の関係性が嫌になった
- 他の仕事も経験してみたい
- 昔から憧れている仕事がある
憧れの看護師になったものの、患者さんの死を経験したり家族対応の大変さを感じて、続けるのが嫌になる時がありますよね。
「看護師という仕事から逃げたい」「他の仕事に憧れている」など、理由は様々。
看護師以外の仕事に就きたいと思った時、看護師は辞めたくなるのです。
看護師がどんどん辞めていく職場は?特徴7つ
看護師がどんどん辞めていく職場の特徴7つを紹介します。
病棟がギスギスしていると、辞めたくなるよね。
新人看護師の離職率が高い
新人看護師の離職率が高い職場は、辞めたくなります。
およそ10人に1人が、辞めているという結果。
新人看護師がどんどん辞めていく職場は人間関係・教育制度・業務量過多など、多くの理由があります。
そして、新人看護師の定着率が低い職場は人手不足となり、残された看護師にしわ寄せが行きます。
しわ寄せによってさらに業務過多となっていくため、新人看護師の離職率が高い職場は辞めていく人が多いのです。
ベテラン看護師や育児中の看護師がいない
ベテラン看護師や、育児中の看護師がいない職場も辞めていく人が多いです。
激務で体力に限界がきたり、子育てとの両立が難しいことが主な理由です。
ベテラン看護師や育児中の看護師が辞めていくのを見ると不安になりますよね。
【不安になる理由】
- 「あの人が辞めるほど辛い環境なんだ」と感じる
- ベテラン看護師が辞めると業務のしわ寄せが来る
- 子育ての両立が難しい職場だと思う
- 数年後に働いている自分が想像つかない
ベテラン看護師や子育て中の看護師がいない職場は将来の自分の姿を危惧して、辞めていく人が多いです。
お局看護師や上司が仕切っている
お局看護師や上司が仕切っている職場も辞めていく人が多いです。
お局看護師とは、職場に長く勤めているベテラン看護師のうち、口調・態度・性格がきつい人のこと。
どこの職場にも、一人や二人はいるのではないでしょうか?
お局看護師や上司が新人看護師にいじめ、嫌がらせをすると辞めたくなります。
意見を反映させてもらえない
自分の意見や若手の意見を反映させてもらえない職場もどんどん辞めていきます。
【意見を反映させてもらえない場面】
- 新しいアイディアより昔からの慣例を優先された
- 希望の部署に異動させてもらえない
- 異動したくないのに異動させられた
- 看護師の意見を医師が聞いてくれない
自分の意見を無視されて働かされていると、自尊心が低下していきますよね。
「人として尊重されていない、まるで病院の駒のよう…」と感じてしまうことも。
若手の意見や新しいアイディアを取り入れない職場は、組織としての成長が見込めず、辞めたくなります。
新人への教育や研修が整っていない
新人への教育や研修が整っていない職場は辞めていく人が多いです。
人手不足や教育制度がない等の理由で、新人への教育・研修が整っていない病院があります。
しっかりとした教育が受けられないと、必要な知識や技術が身に付きません。
そのまま学年が上がると先輩から「2年目なのにこんなことも知らないの?」などと言われてしまうことも。
若手看護師の自己肯定感は低下していくばかりです。
また、看護師は研修を受けて、生涯自己研鑽をしていくよう求められています。
参考:保健師助産師看護師法 第二十八条の二
何年目の看護師であろうと、教育や研修を受ける権利・義務があるのです。
看護師が教育や研修を受けられない職場では、看護師がどんどん辞めてしまいます。
スタッフ間のコミュニケーションが少ない
スタッフ間のコミュニケーションが少ない職場も、辞めていく人が多いです。
【コミュニケーションが少ない職場の辛いところ】
- 職場がギスギスした雰囲気になる
- 休憩中もリラックスできない
- 伝達不足でミスやインシデントが起きる
- 看護師の表情が暗い
コミュニケーションが少ないと、何となく相談しづらい雰囲気になってしまいます。
どんな仕事であれ、「報告・連絡・相談」は必要です。
仕事で必要なことさえ話しづらい雰囲気の職場では、看護師がどんどん辞めてしまいます。
昇給や時給アップに消極的
昇給や時給アップに消極的な職場は、看護師がどんどん辞めていきます。
看護師は、他の職業に比べて昇給が難しいと言われています。
「主任」「看護師長」「看護部長」と、他の職業に比べて役職が少ないのが理由です。
たとえ看護師長になって役職手当がついたとしても、今度は夜勤が減るため給与がアップするとは限りません。
業務や責任は増えていくのに昇給が少なければ、割に合わないと感じ辞めていきます。
【体験談】看護師がどんどん辞めた結果、残された人は激務になった
看護師がどんどん辞めてしまうと、残された人が大変な思いをします。
一人看護師が辞めるだけでも、業務量や夜勤の回数が増えて影響が大きいのです。
ボーナス月の後や、年度末などが近づいてくると「来月〇人辞めるらしい」などの噂が聞こえてくることも。
病棟看護師として勤務していて、周りの看護師がどんどん辞めていった時の実際の事例を紹介します。
病棟看護師として勤務していましたが、どんどん辞めていく環境に疲れてしまいました。
誰かが辞めると辞めた人の分まで残った人でカバーをしなくてはならず、残業も時間外勤務も増えました。
もちろん他病棟から人員が補充されることもありましたが、すぐに慣れて即戦力になるわけではないので、結局元々いる人で補うことに…。夜勤の回数も増え、私も限界を迎えて辞めました。
あのまま続けていたら体を壊していたと思います。
このように、どんどん辞めていく環境にいると仕事のしわ寄せがきてしまいます。
心身の限界が来る前に自分を守ってください。
時には転職したり、他の部署への移動を考えるのがおすすめです。
看護師が辞めない職場を見分ける方法とは?
看護師が辞めない職場を見分ける方法3つをご紹介します。
病院見学で先輩に実情を聞く
病院見学をして、先輩看護師に実情を質問しましょう。
- 平均勤続年数はどのくらいか?
- 日勤の看護師は何時くらいに退勤するか?
- 教育体制・研修体制はどんな感じか?
- 子育て中の人はどのくらいいるか?
- 子育て中の人はどんな働き方か?
勤続年数や退勤時間など、求人票に載っていないことを聞きましょう。
子育て中の方は、子育てとの両立について聞けるといいですね。
質問する際は教えてくれそうな人を選ぶのがポイントです!
可能であれば同世代の人に質問し、お局さんに聞くのは避けた方がいいでしょう。
離職率が低いかどうか聞く
あらかじめ離職率を聞いておきましょう。
特に新人の離職率を聞くと良いです。
「新人が辞める=人が定着しない」ということになり、新人がどれほど辛いか労働環境がわかります。
入職後、自分が離職に追いやられる可能性があるかどうかを知るためにも離職率の低さが最も参考になるのです。
転職エージェントに内部事情を聞く
転職エージェントに、内部事情を聞いてみましょう。
想像以上にエージェントは評判を知っています。
とある病院はブラックすぎて、エージェントが看護師を紹介しなくなりました。
入職した看護師がみんな、心身共に不調となってしまったからです。
気になること、譲れないこと、心配なことはあらかじめ転職エージェントに聞いておきましょう。
辞める看護師が少ない職場を紹介!
辞める看護師が少ない職場を紹介します。
クリニック
クリック看護師は業務量も多くなく辞める人が少ないです。
- 診療の補助
- 採血・注射・点滴
- バイタルサイン測定
- 問診や検査の説明
- 医療器具の洗浄や消毒
- 事務作業などの雑務
診療の補助を中心に、診療科によって看護業務が異なります。
スタッフの人数が少ないため、時には電話対応や患者さんの呼び出しなどの業務を行うことも。
- 基本的には日勤のみ
- 得意な診療科を選べる
- 生死に関わらず精神的負荷が少ない
- 近くのクリニックなら近所で働ける
日勤のみで精神的負荷も少ないため、ワークライフバランスを大切にしたい方に向いています。
自分が働きたい診療科を選べるのも魅力ですね。
透析病院
透析病院とは、血液透析を行っている患者さんが週3日ほど通院し、1回4時間程度かかる治療を受けるところです。
- 透析の準備・穿刺・抜針・止血
- 透析中の患者さんの観察やバイタルサイン測定
- 患者さんの健康管理と生活指導
透析中のケアを中心に、患者さんが体調を維持しながら透析を続けられるようサポートする役割があります。
- 日勤のみの病院が多い
- 認定看護師、慢性腎臓病療養指導看護師など、スキルアップが目指せる
- 患者さんと長く関わることができる
特定の分野を極めたいと考えている人は、どんどんスキルアップができる環境です。
初めから仕事内容が明確なため、辞める人が少ない傾向にあります。
訪問看護
訪問看護は、自宅で療養生活を送っている患者さんを訪問し看護をする仕事です。
- 病状・健康状態の観察、指導
- 服薬管理指導
- 本人・家族からの相談、助言
- 日常生活の看護(栄養管理・口腔ケア・排泄ケア・体位交換など)
- 点滴・人工呼吸器・在宅酸素の管理
- 褥瘡ケア
- リハビリ
- ターミナルケア
- 看護記録、主治医への報告書の作成
日常生活の看護からターミナルケアまで、幅広い仕事内容となります。
患者さんの自宅でケアを行うため、生活環境に合わせた臨機応変な対応が求められることも。
- 基本的には日勤のみ
- 土日休みの訪問看護ステーションが多い
- 患者さんと一対一でじっくり関われる
- 小児から高齢者まで幅広い年代の看護ができる
- 介護予防から高度医療まで知識が身に付く
自分の看護技術やコミュニケーションスキルを存分に発揮できます。
患者さんや家族とじっくり関わる中で、やりがいを感じる場面が多く、辞める看護師が少ないです。
健診センター
健診センターは、健康診断や人間ドックを行う病院です。
- 問診
- 身長・体重・視力・聴力・心電図などの測定
- 採血
- 医師の補助・患者さんの介助
- 健診結果のチェックやデータ入力
- 検査の受付・予約
病棟のような看護技術は必要ありませんが、健診が滞りなく実施できるよう、採血のスキルは重要です。
健診結果のデータ入力などのPC事務作業もあります。
- 基本的には日勤のみ
- 土日休みの場合が多い
- 完全予約制で残業がほとんどない
- 生死に関わる業務がなく職場の雰囲気が穏やか
- 基本的にルーチンワークである
黙々と決められた担当業務をこなしていく仕事のため、自分の仕事に集中することができます。
またそれぞれ一人で作業をしていくため、人間関係で悩むことなく、辞める看護師が少ないです。
企業看護師
企業看護師(産業看護師)とは、一般企業の医務室で働く看護師のことです。
- 健康診断
- 応急処置
- メンタルヘルスケア
- 保健指導
- 集団指導
- 日々の健康相談
- 過重労働対策
- 健康に関する啓蒙活動(禁煙対策など)
過重労働対策や禁煙についての啓蒙活動など、労働者を対象にした業務が特徴です。
- 日勤のみ
- 基本的には土日休み
- 医療行為がほとんどない
- 看護師1~2名体制のところが多いため、人間関係に悩まされない
- 体力的に負担が少ない
心身の負担が少なく、ワークライフバランスも大切にすることができます。
人気の職種で、辞める看護師も少ないです。
美容クリニック看護師
美容クリニック看護師とは、美容皮膚科や美容外科で働く看護師のことを言います。
- 医師の診療補助
- 美顔器・脱毛器などの操作
- ピーリングなどの薬剤塗布
- 美容注射・美容点滴の投与
- 手術の介助(美容外科の場合)
- カウンセリング
- 医療機器・器具の準備や片付け
- 備品・薬剤の管理
- 服薬指導
- カルテ記入
通常のクリニックの業務に加え、美顔器などの機械を操作する業務があることが最大の特徴です。
美容外科の場合は、整形手術の介助の業務もあります。
- 基本的には日勤のみ
- 夜勤なしでも高い給与水準(平均月給は35~40万円ほど)
- 完全予約制のため、急患や飛び込みの患者さんがいない
- 美容に関する知識や技術がつく
- 交通の便が良く、院内がキレイ
- 社員割引で施術が受けられるところもある
華やかな世界で高い給与をもらいながら、美容に関する知識や技術を高められるため、辞める人が少ないです。
介護施設
介護施設とは特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、デイサービスなどのことを言います。
- 日常生活の看護(食事介助・入浴介助・口腔ケア・排泄ケア・体位交換など)
- 服薬管理
- 経管栄養(胃ろうなど)の管理
- 褥瘡ケア
- 尿道カテーテルの挿入
- インスリン注射
- 通院の付き添い
- 介護職員への指示
医療行為は少ないですが、通院の付き添いや一緒に働く介護職員への指示などの業務が特徴的です。
- 身体的な負担が少ない
- 夜勤がない場合が多い
- 残業がほとんどない
- 臨床経験が少なくても働くことができる
身体介護や夜勤は介護士がメインで行うため、看護師の負担は少ない傾向にあります。
介護施設によって稼働時間が様々なため、自分に合った働き方を選択でき、辞める人が少ないです。
オープニングスタッフ
オープニングスタッフ看護師も、辞める人が少ないです。
- 施設内レイアウトや物品配置決め
- 業務マニュアルの作成
- 休憩時間・有給設定などルールの作成
- 後に採用されたスタッフへの教育
オープニングスタッフは、自分たちで一から作り上げる楽しさがあります。
完全に新規の施設なのか、本院がありそこからの分院なのか、などにより、多少仕事内容が変わります。
- 人間関係のわずらわしさがない
- スタッフ同士が団結しやすい
- 一から自分たちで作りやりがいを感じる
- 労働条件を交渉しやすい
- 施設がキレイ
人間関係がフラットな状態からスタートするのは、大きな魅力。
自分の意見が通りやすく、理想の職場に近づけることができるため、辞める人が少ないです。
看護師を辞めて転職した人の進路とは?
看護師以外の仕事に転職した人の進路を紹介します。
色々な職場で働いてみたけど、看護師自体を辞めたい…
看護師の責任の重さや、心身の負担の大きさに疲れた人は、どのような仕事についているのでしょうか?
- 資格を活かした在宅ワーク
相談のオペレーター、企業看護師、Webライター - 医療事務
- 教員
- 営業
- 自分の好きな分野に関わる仕事
飲食、接客、趣味に関する仕事
看護師から一般企業に転職するのは、看護師への転職と比べてハードルは高いです。
しかし、資格や経験を活かせる一般企業であったり、自分の趣味や得意分野を活かせる仕事もあります。
挑戦は誰でも何度でも自由。
興味がある方は転職活動にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
看護師がどんどん辞めるなら?働きやすい病院を転職サイトで探すのがおすすめ!
看護師がどんどん辞めて不安があるのなら、今より働きやすい病院を転職サイトで探すのがおすすめです。
転職サイトは「まずは登録しておく」ことをおすすめします。
登録さえしておけば休み時間や通勤中など、隙間時間でもすぐに求人情報が見られるからです。
また、人気の求人は表に出ずに登録者のみに声掛けをしてすぐに決まってしまうもの。
登録さえしておけばレアな求人がゲットできる可能性が高いので、忘れずに行いましょう!
レバウェル看護
総合評価 5.0
- 公開求人約80,000件でいろんな職場が探せる
- 年間4,000回以上のヒアリング!内部事情に強い
- 会わずにLINEのやりとり可!忙しくてもOK!
\ 1分で登録!全部無料で見られる /
ナースではたらこ
総合評価 4.8
- アドバイザーの質が高い
- 職場の雰囲気を細かく教えてもらえる
- 最短1ヶ月での転職も可能!
\ 1分で登録!全部無料で見られる /
マイナビ看護師
総合評価 4.5
- 満足度96%!利用者からの評価が高い!
- 職場の定着率にこだわるから失敗しにくい
- 大手だからこそ小さいクリニックや病院もOK!
\ 1分で登録!全部無料で見られる /
【まとめ】看護師がどんどん辞める職場は要注意!
今回は看護師がどんどん辞める職場についてお伝えしました。
- 労働環境・人間関係・ライフステージの変化で悩む人が多い
- 看護師がどんどん辞めていくと、残された人は激務
- 病院見学・転職エージェントなど、内情を知る人に質問が近道
- 辞める看護師が少ない職場はたくさんある
- 看護師自体を辞めて、他の職種に転職するという方法もある
看護師は、自分の目標や理想とする生活を求めて転職することが可能な職業です。
必要なのは退職する勇気と、正しい情報。
皆さんが心身ともに健康に、笑顔で働けることを願っています!