
看護師1年目が辛すぎる…!



ゴールが見えなくてこの先不安…
看護師1年目は、覚える仕事や勉強が多くて精一杯の時期。
大変な時期に先輩看護師から注意を受けたり、ミスをするとかなり落ち込みます。
「いつになれば辛い時期が終わるの?」と不安に思う人も多いでしょう。
看護師1年目が辛くて、1日1日が長い…と毎日不安に思っている人へ。
この記事を参考にして、乗り越えるきっかけになれば嬉しいです。
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辞める時は誰しも「もう働ける病院がないのかも…」と暗い考えになってしまいます。
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看護師1年目は辛い時期…1年目の仕事内容を紹介


看護師1年目の仕事内容を紹介します。
看護処置や、仕事量が多くて覚えるのが大変です。
看護スキルの習得
看護師1年目は、看護スキルを習得するために練習が必要です。
【看護師1年目で習得するスキル】
- 食事介助
- 移乗・移動介助
- 経管・経鼻・経腸栄養の注入
- 喀痰吸引
- 清潔
- 褥瘡処置
- 輸液ポンプ・シリンジポンプ操作
- 注射・点滴
- 採血
- 投薬
- 電子カルテ入力
- 医療処置介助
- 滅菌器具取り扱い
- 救急カート取り扱い
- エンゼルケア
看護師1年目で覚える仕事はたくさんあります。
患者さんの日常生活の介助や、看護師に必須の点滴や採血、抜け目ない準備と手順が求められる医療処置など。
プリセプター制度を導入している病院なら、担当してくれる先輩看護師からマンツーマンで指導を受けます。
経験が増えることで、徐々に仕事をこなせるようになります。
日勤業務の習得
1~2ヶ月間の間、新人看護師のシフトは日勤です。
最初は一人で動ける患者さんを先輩と一緒に受け持ち、徐々に患者数が増えていきます。
受け持ち患者さんの看護ケアや検査、日常生活援助をしつつ、記録方法を学びます。
しかし患者さんの入退院や検査、急患や急変が入ると仕事内容が変わるので、流れをつかむまでが一苦労。
毎日必ず行う仕事もあれば、臨時に対応する仕事まで幅広いので慣れるまで時間がかかります。



やることが多すぎて追いつかないよ!
夜勤業務の習得
夜勤が始まるのは勤務して1~2か月以降が一般的です。
夜勤は患者さんが入眠していて静かですが、少ない看護師で仕事をこなすスキルが求められます。
【夜勤業務の内容】
- ナースコール対応
- 病棟内の巡回
- 点滴更新・翌日準備
- 投薬管理
- 体位変換
- 移乗介助
- バイタルサイン測定
- 配膳
- 食事介助
- 患者のin-outバランス管理
- 排液量管理
- 朝の採血回り
ADLの低い患者さんであっても、少ない看護師で体位変換や排泄交換が必要です。
朝は採血や点滴の更新、食事介助など要領よく仕事を回さなければなりません。
最初は先輩とペアで仕事しますが実力は半人前。
新人も看護師の一人とカウントしてもらえるのは、半年ほど経過した頃です。
いつまでも先輩看護師に甘えるわけにもいかず、プレッシャーを感じやすい時期と言えます。
患者さんの担当を開始
しばらくすると、患者さんの担当を開始します。
【受け持ち患者への関わり】
- 入院の説明
- 患者さんのアセスメント
- 看護問題を掲示
- 看護計画を立案
- 医療者間で情報共有・意見交換
- 患者や家族に寄り添い、信頼関係を築く
- 質の高い看護ケアを提供
- 退院指導
患者さんは入院してから退院するまで、普段と違う環境に置かれて不安に感じます。
受け持ち看護師は、患者さんの不安をくみ取りながら適切なケアや関わりが必要です。
「患者さんの現在のADLはこの程度」「食事摂取量は〇割」など、医療者への情報提供も率先して行います。
看護師1年目は先輩のフォローを受けながら、患者数を増やして経験を積み重ねるのです。
重症度の高い患者さんの担当を開始
受け持ち患者数が増えたら、次は重症度の高い患者さんを担当します。
人工呼吸器を使用中だったり、点滴ルートやドレーンが留置されている患者さんは重症度が高いです。
【重症度が高い患者さんの看護】
- 循環動態の観察
- 呼吸状態の観察
- 点滴ルートやドレーン管理
- 褥瘡好発部位観察
- 全身状態をアセスメントしながら清拭
重症度の高い患者さんは、少しの刺激でも心拍数や血圧がふらふら変動するので慎重なケアが求められます。
異常の早期発見ができるように、観察力と判断力も必要です。
また、患者さんの身体に何が起きているか理解していなければアセスメントできません。
先輩の力を借りて試行錯誤しながら、受け持ち看護師の役割を果たすために日々学びを深めます。
看護師1年目はお財布も辛い時期?給料事情を解説!


看護師1年目のお給料事情を紹介します。
新人看護師のお財布も辛い時期なのか気になりますね。
看護師1年目の初任給
厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、看護師1年目の初任給は約25万3,800円です。
産労総合研究所による「2023年度決定初任給調査」の調べでは、大卒と高卒それぞれの初任給結果が発表されました。
【初任給の平均】
学歴 | 初任給 |
大学卒 | 21万8,324円 |
高校卒 | 17万9,680円 |
看護師の初任給は一般的な初任給より高い水準であることが分かります。



大学卒と高校卒でも差があるね!
看護師1年目のボーナス
同じく厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」の調査結果では、看護師1年目のボーナスは約9万3,100円です。
産労総合研究所の調査による大学卒・高校卒のボーナス支給額は以下の通りです。
【1年目のボーナス額の平均】
学歴 | ボーナス |
大学卒 | 9万6,732 円 |
高校卒 | 7万9,909円 |
看護師の最初のボーナス額は、大学卒とほぼ同等で高校卒より高めです。



最初は低いけど、2年目以降は20~40万円もらえるようになるよ!
看護師1年目は辛い時期!辛いと感じる理由7選


看護師1年目が辛いと感じる理由について解説します。
必要なスキルが習得できなかったり、責任が重いと感じる人もいます。
先輩看護師や医師に振り回される
先輩看護師や医師が厳しくて怖い場合、振り回されて仕事が辛くなります。
看護師の職業柄、真面目で厳しい性格の先輩もいるでしょう。
看護師1年目も「先輩に報告しなきゃいけないけど話しかけたくないな」「また怒られると思うと逃げ出したい…」と怖がってしまいます。
しかし萎縮している姿も、先輩にはお見通しです。
また、看護師1年目が嫌いだったり、当直で起こされるのを嫌がる医師もいます。
夜勤で「寝てる先生に電話するのが嫌だな…」「これくらいで電話しないでって言われるし、でも報告しなくても怒られそうだし」と悩む人も多いでしょう。



寝起きの先生の不機嫌さは、こっちが勘弁してほしい!
求められるスキルが追い付かない
現場に求められるスキルに追いつけなくて苦労する人もいます。
「練習では上手くいったのに…」「患者さん相手だと緊張して慌ててしまう」という経験は、どの看護師でも通る道です。
特に夜勤は看護師の数が少ないため、請け負う仕事も日勤より増えます。
正確性と速さが求められるので、緊張したり萎縮する新人も多いでしょう。
慣れるには場数をこなすしかないので、積極的に処置やケアに取り組んでいくのが得策です。



いきなり一人でやってみて!て言われても困るよね。
仕事量が多くて辛い
仕事量が多くて辛いと感じる人もいます。
ベテランの先輩と同じ仕事量でも、新人看護師は一つの仕事にも時間がかかるので大変です。
【仕事量が多いと辛い理由】
- 【インシデント】抜けが起こりやすい
- 【指示受け】忘れる可能性がある
- 【残業発生】記録など後回しになる
- 【先輩が怖い】仕事ができないと思われる
- 【休憩】休めず疲労する
- 【ストレス】計画通りいかずイライラする
仕事量が多いと感じると、患者さんへのインシデントやヒヤリハットが起こる可能性が高まります。
医師からの指示も頻繁に受けるので、ますます仕事が増えて自分を追い込むことに。
「自分一人ではタスクをこなせない」と感じたら、思い切って人に頼る勇気も必要です。
日々積み重ねていけば要領よく働けるようになるので、相談しながら進めましょう。
【相談されると実は嬉しい!】
先輩看護師に「仕事が多い」と報告するのは緊張しますよね。
しかし私がリーダーをしていた頃、後輩から相談されると「頼ってくれた」「問題が起きる前に相談してくれた」と嬉しく感じました。
私は後輩に「了解です!この仕事は○○さんにやり遂げてほしいから、他の仕事を別の看護師さんに振り分けるね!」と笑顔で対応していました。
先輩が新人看護師に求めるのは、完璧な仕事ではなく「報・連・相」です。
全て抱え込まず勇気を出して報告しましょう!
命を預かるプレッシャーに耐えられない
命を預かるプレッシャーが重くて、耐えられない人もいます。
学生気分でいる場合、患者さんが目の前で急変したりインシデントが発生したりすると、急に責任を実感します。
「異常の早期発見が遅れた」「薬の誤投与を起こしてしまった」など、誰でも起こりえる場面です。
トラウマになったり病んでしまう人もいますが、失敗を乗り越えて一人前になる看護師もたくさんいます。
一人で抱え込まないよう、普段から何でも話せる相手を作っておくといいですよ。



患者さんの安全?1年目には荷が重すぎ…
勤務外の勉強が追いつかなくて大変
看護師1年目は、勤務外の勉強が追いつかなくて大変です。
【勤務外の勉強が大変な理由】
- 居残り勉強すると帰宅を急かされる
- 勉強したい病態を家でやるには限界がある
- 帰宅後に勉強する時間が限られる
- 調べ物が多すぎる
- 復習が精いっぱいで予習ができない
病院には患者さんの病態に関するデータを閲覧できたり、関係ある参考書がそろっていたりと便利です。
しかし上司に帰宅を急かされて、家で続きを勉強すると「患者さんのデータと比較できない!」と困ってしまいます。
一人暮らしなら家事や食事、入浴を済ませると寝る時間になるので、ゆっくり時間が確保できません。
仕事して疲れた後に勉強するので「毎日辛い…」と参ってしまう人も。
特に病態は勉強したらキリがないので、勉強時間や内容に見切りをつけることが大切です。
夜勤が体力的につらい
夜勤が予想以上に辛いという1年目の看護師もいます。
眠い中で正確な仕事が求められ、自分の体調もケアする必要があります。
【夜勤がつらい理由】
- 夜勤でもこなす仕事量が多い
- 休憩が取れずに眠い
- 忙しいと質問するタイミングがない
- 時間が長く感じる
- 夜勤明けに休んでも疲れが取れない
仕事に慣れていない看護師1年目は、仕事が回せず要領よく働けません。
急患や急変対応に追われると先輩は忙しくなるので、先輩にも頼れず立ち往生したり。
夜中に活動する生活リズムにも慣れないので、力の抜き方や休み方が分からず疲れがたまります。
仕事を覚えれば「今のうちに休んでおこう」「休み明けにはこうやってリラックスしよう」と夜勤に慣れてくるので、コツをつかめば楽になります。
看護師特有の女社会が苦手
看護師特有の女社会が苦手で、職場になじめないと悩む人もいます。
【女性の職場あるある】
- 休憩中に会話しないときまずい
- プライベートを聞かれる
- 誰かの悪口で盛り上がる
- うわさ話が多い
- 休憩中まで仕事話をする
- 派閥を作る
- 異性関係で揉める
うわさ話や派閥内でのおしゃべりが苦手だったり、異性との関係でいざこざがあったり。
以前勤めていた職場でも、略奪や浮気により人間関係でもめる場面がありました。
おしゃべりが苦手な人や一人が好きな人には、苦痛な職場と感じるでしょう。
看護師1年目が辛い時期はいつまで?離職率や退職理由も紹介


看護師1年目の辛い時期や退職事情について紹介します。
新人看護師の退職理由や辛い時期について気になります。
看護師1年目の離職率
日本看護協会の「2022年病院看護実態調査」により、新卒看護職員の離職率が発表されました。
【新卒看護職員の離職率】
年度 | 離職率 |
2018年度 | 7.8% |
2019年度 | 8.6% |
2020年度 | 8.2% |
2021年度 | 10.3% |
2021年度の新卒看護職員の離職率は、2005年度以降で最も高くなった10.3%でした。
およそ10人に1人が辞めている計算になります。
看護師1年目の退職理由
厚生労働省が発表した「新人看護職員研修の現状について」から、新人看護師の離職理由をピックアップします。
【新人看護職員の離職理由】
- 現場で求められる能力と現実とのギャップ
- 若者の精神的な未熟さや弱さ
- 以前より高い能力を求められている
- 看護師を「認める」「褒める」人が少ない
- 新人に教育する時間がない
- 計画的な育成体制が整っていない
- 看護の仕事に魅力を感じない
- 医療事故への不安
- 看護業務が整理されておらず混乱する
- 経済的自立の必要性が低い
- 不規則なシフトによる労働負担が大きい
引用:厚生労働省「新人看護職員研修の現状について」
看護師1年目は求められる能力に追い付いつけなかったり、十分な教育が受けられないと不安に感じます。
そして「医療事故を起こすかもしれない」というプレッシャーや、精神的な弱さが離職につながるケースも。
病院の計画的な新人教育と、気持ちを聞いて寄り添う姿勢が求められます。
看護師1年目は辛い時期!3年目から楽になる!
看護師1年目は辛い時期が続きます。
なぜなら仕事に慣れるまで2年間は必要だからです。
【入職~3ヶ月頃】
入職して3ヶ月頃は、学生気分から社会人になり環境が変わる時期。
オリエンテーションや研修を受けて、ペアの先輩と行動して仕事を覚えます。
最初は「自分がする仕事」という現実にピンとこず、お客様感覚で話を聞いていませんか?
しかし段々現実を目の当たりにし、リアリティショックを起こすことがあります。
▼
【半年頃】
半年頃は、職員の人柄や人間関係が分かってくる時期。
嫌みを言う上司や怖い先輩、気分屋な医師を知り「この人口調がきついな」「この人たち仲が悪くてやりづらい」など、苦手な人も分かってきます。
人間関係にも気を配りつつ仕事をするので、葛藤やストレスが生じやすい時期といえます。
▼
【1~2年目】
1~2年目は踏ん張る時期です!
仕事の流れをひととおり覚えて、受け持ち患者や業務をどんどん任されます。
求められる仕事量と自分の力量が追い付かず、キャパオーバーすることも。
さらにインシデントを起こしたり、先輩に怒られることも増えます。
みじめに思ったり仕事が嫌になるのもこの時期です。
しかし3年目に突入する頃は、動けなかった自分がうそのようにテキパキ働けます。



一番辛い1年目が踏ん張り時ってことだね!
看護師1年目の辛い時期を乗り越え方7選


看護師1年目の辛い時期の乗り越え方を紹介します。
休日は好きなことをして、ストレス発散させましょう
信頼できる人に相談する
辛くて悩んでいる時は、信頼できる人に相談しましょう。
人に話を聞いてもらうだけでも、心が軽くなります。
看護師の友人や同期、先輩看護師など同じ職業の人なら、悩みに共感してくれるでしょう。
また「〇〇先生はこの話題だと笑顔になるよ!」「この処置は〇〇先輩が得意だよ!」など知らない情報を教えてもらえるとラッキーです。
一人で抱え込むとますます気分が沈んでしまうので、話を聞いてもらいましょう。
【信頼できる同期はやっぱり宝物!】
私が看護師1年目の頃は、日勤終わりの同期と食事=仕事の愚痴大会でした。
「〇〇さんにこんな風に言われた」「今日こんなミスをしてしまった」など、仕事や人間関係の話が尽きません。
しかし言い合うことでリフレッシュして「また明日から頑張ろう」的なパターンの繰り返し。
同期との絆も強まり、役立つ情報交換もできるので同期は貴重な存在です。



同期が同じシフトだと、ますます頑張れる!
どんな些細なこともメモを取る
先輩看護師から教えてもらっている時、どんな些細なこともメモを取りましょう。
人は「大丈夫」と思って聞いている話でも、いざという時に思い出せないことが多いです。
メモ帳はポケットに常備し、ない時はその辺の紙でも着けている手袋でもOK。
メモを後で見返せて、先輩にも「メモを取っている」アピールになるので好意的に見てもらえます。



お気に入りのメモ帳とペンでモチベーションアップ!
プライベートでストレス発散
仕事が辛い時は、プライベートを充実させてストレス発散しましょう。
東京医科大学病院看護研究収録に掲載された「看護師のストレスとその効果的なコーピング」では、ストレス発散のための行動が記されています。
【ストレス発散するための過ごし方】
- 友人との会話
- 音楽を聴く
- 早く寝る
- 美味しいものをたくさん食べる
- 買い物をする
- テレビや映画を見る
- ゆっくり入浴する
- お酒を嗜む
- 運動する
- 歌を歌う
- 勉強する
引用:東京医科大学病院看護研究収録「看護師のストレスとその効果的なコーピング」
音楽や運動に打ち込んだり、食事やお酒を嗜むなど自分が楽しめる過ごし方がおすすめです。
特に「音楽を聴く」「早く寝る」はストレス発散に効果的と記されているので、試してみるといいですね。
よく食べてよく寝る
仕事が辛い時は、よく食べてよく寝ましょう。
ご飯をしっかり食べてたくさん睡眠をとれば、身体と心は元気を取り戻します。
元気がないとネガティブになったり、仕事への意欲が半減されてしまいます。
友人とバイキングに行く、スマホから離れて早めに寝るなど、すぐに行動できるのでおすすめです。
自分を元気づけて、前向きに働けるといいですね。



好きなものを食べるために働いてるのもあるよね
一日最低一つでも知識が増えたか振り返る
一日最低一つでも知識が増えたか振り返ってみましょう。
一つひとつ学びが増えていけば、自信に繋がり前向きに働けます。
【振り返りのポイント】
- 寝る前に何を学んだか振り返える
- 一つでも知識が増えていれば寝てOK
- ない時には参考書やネットで調べる
- 学びがないと寝てはいけないルールを作る
- 最低一つの学びがあればよし
一度にたくさん知識を増やそうとすると、結局覚えられず長続きしません。
毎日一つでも、積み重ねればたくさんの知識が手に入ります。
焦らずコツコツ続けることが大事です。
辛い時期を乗り越えて一人前だと考える
辛い時期を乗り越えてこそ一人前だと考えましょう。
看護師1年目は確かに一番辛いです。
インシデントは怖いし先輩看護師には怒られるし「仕事に行くのが憂鬱…」と気が沈む人は多いはず。
しかし、看護師1年目の辛い時期は先輩看護師みんなが通った道です。
辛い時期を乗り越えてこそ、立派な看護師として成長できます。
独り立ちする頃には、インシデントを起こすリスクが減り先輩からも怒られません。
自分に適したストレス対処法に取り組みながら、コツコツ前へ進みましょう。



あんな先輩、いつか見返してやる!
部署異動や転職を検討する
心身の不調を招いたら、部署異動や転職を検討するのも一つの手です。
【部署異動・転職の目安】
- 心身の体調を崩した
- 職場内でいじめを受けた
- 上司のパワハラを周囲が黙認している
- 毎日残業して何も言われない
- 夜勤が合っていない
ストレスで心身の不調をきたしたら、危ないサインなので職場から離れましょう。
人間関係があまりにひどかったり、いじめやパワハラを受けている場合はブラックな病院です。
環境が悪い職場で働いても、自分を苦しめてしまい意味がありません。
部署異動を上司に相談したり、転職活動してその場から離れるのがおすすめです。
看護師1年目は辛い時期!転職するデメリット3選


看護師1年目が転職するデメリットを説明します。
看護師の経験年数がないと、候補が限られるケースも。
転職先の候補が少ない
転職先の候補が少なくなります。
なぜなら求人先では、入職してすぐ即戦力になる看護師が理想だからです。
「臨床経験〇年以上」「経験者優遇」と記載されている求人も多いので、希望する病院に就職できない可能性があります。
しかし「第二新卒募集」「未経験者歓迎」という病院もたくさんあります。
看護師不足が懸念されているご時世なので、看護師1年目の転職でも問題なく探せるでしょう。



今よりお給料がいいところで働きたーい!
転職先で一から学ぶ必要がある
転職したら、一から学ぶ必要があります。
新しい環境で0からのスタートは、どこでも時間がかかりエネルギーが必要です。
フットワークの軽い人や、社交的な人なら新しい職場でもスムーズに溶け込めるでしょう。
ただし人間関係や仕事量の多さが原因で転職する場合、同じ状況になるリスクがあります。
新しい場で一から学ぼう!と強い意志を持っていれば、転職先でも負けずにやっていけるでしょう。



転職って大変だけどワクワクするよね!
収入が途絶えて困ることがある
看護師1年目で転職する時、収入が途絶えて困るリスクがあります。
転職を決める前に、生活の収支状況を把握して困らないか確認しましょう。
【収入が途絶えると困るケース】
- 生活費3ヶ月分の貯蓄がない
- ローンや奨学金を借りている
- 一人暮らしで生活費はぎりぎり
- 自分の収入が必要な家族がいる
退職した後に転職先を探しても、希望の病院が見つからなかったり採用時期が先である可能性があります。
車やクレジットカードのローンがある人は、毎月返済するので収入がないと大変です。
ローンを全額支払っておく、退職してすぐに働き始めるなど具体的なプランを立てましょう。
看護師1年目は辛い時期!転職するメリット5選


看護師1年目が転職するメリットを紹介します。
若いうちに行動すると、いいこともたくさんあります!
早い時期から好きな分野を学べる
看護師1年目で転職すれば、若いうちから好きな分野を学べます。
看護師の仕事の中で、自分が興味ある分野に飛び込んだ方が楽しめます。
【好きな分野の例】
- 美容に興味がある:美容クリニック
- 子どもが好き:小児科や保育園
- お年寄りとの会話が好き:介護施設や内科
- 運動が好き:スポーツ整形外科
- アトピーや肌悩みがある:皮膚科
普段からスキンケアに力を入れている人は美容クリニックや皮膚科がいいですし、子どもやお年寄りが好きな人は保育園や介護施設がおすすめ。
「好きこそものの上手なれ」というように、若いうちから学ぶと成長も早いです。
新人と同等の教育を受けられる
看護師1年目で転職すると、新人と同等の教育を受けられます。
しっかり基礎固めをしてから実践するので安心です。
新人なので分からないことがあっても「これ教えてほしいのですが…」と質問しやすいのもメリット。
新人という立場を最大限活かしましょう。



教えてもらったら笑顔で「助かりました!ありがとうございます!」を忘れずに!
看護師を辞めずに続けられる
看護師1年目で転職したら、看護師を辞めずに続けられるメリットがあります。
世間から見て、看護師への信頼はとても大きいです!
【看護師を続けるメリット】
- 高給与で働ける
- 「偉い、凄い」と褒められる
- 無条件で信頼される
- 優しそうなイメージを持たれる
- ローンや保証人として通りやすい
- 異性からモテる
看護師を続けると「稼げる職業」「しっかりしている」と好印象を与えられます。
家を借りる時やローンを組むとき、スムーズに話が進みますよ。
結婚相手として紹介されるときも、相手の両親に安心してもらえるほど魅力的な職業です。



婚活したい人は人気者になれるよ!
若い方が活躍できるクリニックがある
看護師1年目は、若い方が活躍できるクリニックへの転職もおすすめです。
【クリニックの例】
- 美容クリニック
- AGAクリニック
- 脱毛クリニック
- 痩身クリニック
美を追求する患者さんは、若い看護師が担当すると施術を信頼してくれます。
「私もこの施術を受けて肌の調子がいいですよ!」と実体験を話すと、説得力が増しますよ。
若い看護師は流行りの美容医療を知っている人が多いので、得意分野を活かしつつキレイになれるのも魅力です。
職場の人間関係から解放される
早めに転職するほど、職場の人間関係から解放されてスッキリします。
どの職場にも「この人と合わないなぁ」「毎日顔を合わせるのが嫌すぎる」と思う人はいますよね。
毎日悩んでいるなら、退職するのも選択肢の一つ。
ストレスから解放されるので、毎日のびのび過ごせるでしょう。



もう上司と会わなくていい…なんて清々しいのかしら!
看護師1年目が辛い時期で転職したい!おすすめの転職先7選


看護師1年目におすすめの転職先を紹介します。
病院から施設、企業まで幅広く選べます。
大きな総合病院
看護師1年目が幅広い分野を勉強するなら、総合病院がおすすめ。
総合病院はさまざまな診療科がそろっているので、興味ある診療科を希望できます。
しっかり教育してから現場で働けるので、安心して勉強できますよ。
研修や教育にコストや時間をかけられるので、新人として一から教えてもらいたい人に向いています。
大学病院
看護師1年目の転職先として、大学病院もおすすめです。
プリセプター制度を導入している病院が多く、マニュアルも完備されています。
1年間はプリセプティとして頼れる先輩と仕事するので安心です。
その他に、有名教授の講演や研修に参加できたり、e-ラーニングを整えていたり教育に力を入れています。
大学病院なら教育と実践場所の両方がそろっているので、1年目の転職先にピッタリです。



たくさん練習できる環境なのは嬉しい!
美容クリニック
看護師1年目の転職先で人気なのが美容クリニックです。
美容クリニックは第二新卒者も積極的に募集しているほど、若手の看護師を必要としています。
患者さんにもクリニック側にも、若くてスタイルのいい新人看護師は魅力的です。
自分もモニターとして施術を試せたり、美意識が高まるので楽しみながら成長できるでしょう。



高給与だし自分もキレイになれるし、憧れます…!
介護施設
介護施設は再就職先に向いている職場です。
看護師が1~2名在籍するので、看護師の人間関係で悩むことは少ないでしょう。
簡単な注入やインスリン注射、尿バルーン管理など簡単なスキルがあればすぐに慣れます。
力仕事は介護士さんがしてくれるので、体力を使わず楽に働きたい人へおすすめです。



介護施設は穏やかに働けるから落ち着く…
訪問看護
在宅の患者さんへ丁寧に関わりたい人は、訪問看護がおすすめです。
訪問看護はほぼ一人で看護ケアを提供し、状況を判断するスキルが求められます。
実技経験がない看護師1年目でも、最初はベテラン看護師と一緒に訪問して1対1で丁寧に指導してもらえます。
患者さんと信頼関係を築いて長期間関わるので、人とのつながりややりがいを感じられる仕事です。
保育園
子どもが好きな看護師なら、保育園がおすすめです。
保育園でも看護師が常駐しており、主な仕事は健康管理や応急処置、保育補助です。
子どもが好きで若い看護師なら、子どもと一緒に身体を動かして楽しい時間を共有できます。
若い看護師は子どもから「〇〇せんせい!」となつかれます。
体力は必要ですが、可愛い子供たちに癒されながら働ける職場です。



赤ちゃんや子ども達がとにかく可愛い…!
治験看護師
病院の仕事にうんざりした人には、治験看護師として働く方法もあります。
治験看護師とは新しい新薬を開発するために、病院や製薬会社で補助をする仕事です。
点滴や採血程度の看護スキルが必要ですが、オフィスワークが中心になることも。
カレンダー通りの勤務なので、オンとオフの切り替えがしやすくプライベートとの両立が図れます。



オフィスワークってかっこいい!一度は憧れますよね。
看護師1年目の辛い時期に転職するコツ5選


看護師1年目が転職するコツを紹介します。
興味ある分野を明確にする
転職先を探すとき、興味ある分野の診療科を探しましょう。
適当に選んでしまうと、嫌な場面に直面したら「すぐに辞めたい」と早まる可能性があります。
働いた期間が短いうちに転職すると「すぐに辞める人」「仕事が長続きしない人」とレッテルを貼られてしまいます。
自分が好きな分野で働けば、つまずいても「やっぱり好きだから頑張ろう」と思えるのでおすすめです。



分からないときは昔夢中になったことを思い出したり、転職エージェントに話を聞いてもらうと見つけやすいよ!
研修や教育内容をチェックする
看護師1年目で転職する時は、研修や教育内容をチェックしましょう。
1年目は未経験と判断されるので、その上で新人と同等の教育を受けられる環境が必要です。
大きい病院なら、研修や教育プログラムが整備されているので安心して働けます。
教育体制について病院のホームページで調べたり、面接時に確認するとよいでしょう。
自己アピールを考える
看護師1年目で転職する時は自己アピールを考えておきましょう。
1年目で転職する場合、採用側は「うちに来てもすぐに辞めるのではないか」「新人と同様だから看護スキルはない」と判断される可能性があります。
マイナスイメージを払拭するためにも、アピールポイントは大事。
自分の長所を紙に書いて、自己アピールを考えておきましょう。



「目標に向かって努力します」「人と関わるのが好きです」など、自分の長所を知ろう!
面接の練習をしておく
転職前には面接の練習をしておくのがポイントです。
看護師1年目なら前職を辞めた理由を聞かれるかもしれません。
前職の悪口はNGなので、前向きな理由を考えておきましょう。
一般的にどのような質問をされるか知りたいなら、転職エージェントに聞いておくと安心です。
転職エージェントの力を借りる
初めての転職が不安な人は、転職エージェントの力を借りましょう。
自力で探した転職先がブラックな病院だとしても、見極めるのは難しいです。
そしていざ入職したら「聞いてた話と違う」というトラブルがあっても、誰も助けてくれません。
転職エージェントなら、病院の内部調査や待遇面の交渉まで全て代わりにしてくれます。



自分に向いている病院を提案してくれたり、就職後のアフターフォローまでしてくれるので頼れる存在です!
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働きたい病院に応募しても、採用されるかは分かりません。
例えば人気の美容クリニックは、不採用も多いといいます。
そこで、転職支援のプロであるエージェントが、採用されるための対策を練って応援してくれます。
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【まとめ】看護師1年目は辛い時期!乗り越える方法を試して状況を変えよう!


今回は看護師1年目の辛い時期について説明しました。
- 仕事量や勉強量が多くて辛い
- 先輩や医師が怖くて萎縮する
- 1~2年目は辛いけど3年目は楽になる
- 相談したり休日のリフレッシュが大事
- 転職するなら興味ある分野を探そう
看護師1年目の辛い時は「今日もミスしそうで行きたくない」「怖い先輩がいる日だから会いたくないな」と沈んでしまいます。
しかし、コツコツ仕事を覚えて勉強すれば大丈夫です。
今が一番辛い時期ですが「初めて褒められた」「患者さんに感謝された」という経験が増えて、気持ちが楽になる日が必ず訪れます。
今の職場でも転職先でも継続が大事なので、ストレス発散しながら乗り越えましょう!